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151.凱旋



『ワーワーワー!』


『ハークライツ元帥万歳!救世主シュン様万歳!!』


最果ての街バゴにある革命軍本拠地の神殿から延びるメインストリート。


バゴだけでなく、周辺の街や村からも多くの竜人が集い、革命軍の勝利を祝う凱旋パレードが行われていた。


街中の至る所に革命軍の旗が飾られ、情緒ある不思議な音楽が流れる中、俺達ガイアのメンバーはゆっくり歩く四足歩行の大きなトカゲ(乗用のワイバーン亜種で大人しい性格らしい)が引く豪華な荷車に乗車して周囲に手を振っている。


「なんだか不思議だなぁ」


「何がよ?シュン」


「いや、こんな世界に来てさ、とんでもない経験をしてさ。...最初はどうやって自分が生き延びようか、右も左も分からなかったのになーって」


「ふふ、そうよねー。私もAランク冒険者にまで登り詰めたけど、こんな経験するなんて思ってもみなかったわ」


「なかなか、...感謝されるというのも気分が良いものですねぇ」


服をすっかり新調したシュトロームも心から嬉しそうにしている。




俺達ガイアのメンバーは、ザダルを倒した後バゴに瞬間移動で帰還した。


ハークライツを始めとする革命軍上層部に事の顛末を報告した際は驚愕と歓喜に沸き、大変感謝された。

そして、俺達は俺達で、バゴの街で起こった防衛戦の話を聞いて大いに驚いたが、被害が少なく勝利した事は喜ばしかった。竜人族の人口が減ってしまったのは残念だが、これは戦争だ。やむを得ないこともあると皆に説得された。


そして、バゴの北で石化させた多くの帝国兵を元に戻して回り、竜王ザダルや総大将ギベオン、主要な戦力でもあった大臣達を倒した事、竜王城が壊滅した事等を伝え、とりあえずの食料を渡した後はバルガーザへと帰還してもらい、3日程の休暇の後に開催された今回の凱旋パレードに参加している次第だ。


「おうい!シュンー!楽しんでおるかのぅー!ハッハッハー!!」


隣を進む車輪が幾つも着いた一際大きな荷車には、ハークライツと娘のサリオス、息子のレイル、ラウダやレイルの妻シルヴィアさんも乗っていた。


「レイルー!最高だよ!ありがとうー!」


俺は親指を立て、レイルに返事をする。


「ハッハッハー!そうだのう!最高だのぅー!ハッハッハー!」


レイルはそう言って前を向くが、本当はザダルとシルヴィアさんと三人で進む未来を思い描いていた事もあったのかもしれないと想像すると少し感傷的な気分になる。


「シュン。レイルは...どうするんだ?」


「どうって?」


「しらばっくれるな。私には分かっている。...誘うのだろう?ガイアに」


ユーバーが渋い笑顔で聞いてきた。


「さすがユーバー。分かってるじゃん。勿論そのつもりだよ」


「おぉ、それは素晴らしい」


「うんうん。私も賛成!」


シュトロームもローザも快く賛成してくれた。


「まぁまだこれから色々大変だろうから、少しドラゴニアでゆっくりしてから折を見て誘ってみるよ」


「うむ。そうだな。だが...彼らはこれから国を統合、再建するという大仕事がある。レイルもまず間違いなく中心人物の一人だろう。もしかすると私達が望む結果にはならないかもしれん」


「...そうか。そうだよね。でもまぁ、そうなったら...残念だけど仕方ないよね」


「......」


「......」


「ちょっとユーバー!そんなネガティブなこと言わないの!せっかくのお祭りなんだから楽しみましょ!」


「そ、そうですよ!この機会に私は麗しい竜人族の女性とお近づきになるのです!あ、そうだ!シュンさんも是非ご一緒にどうでフグッッ!!」


ローザが強烈な肘鉄をシュトロームの脇腹に浴びせる。


(ローザさんこえぇ...)


「げほごほっ。じょっ、冗談ですよぉ、ローザさんつっこみ激しすぎますよ!」


涙目で訴えるシュトローム。


「そう?少し肘が当たっちゃっただけだけど?」


「シュン。将来不安だな。こんなパワフルな女房じゃぁ、いくらお前でも尻に敷かれるんじゃないかゴフッ!」


ユーバーにも強烈な一撃が入り、仲良く並んで同じ態勢で苦しむ二人。


「......」


ローザが冷たい目で蹲るユーバーとシュトロームを見下ろす。


「まぁまぁ、ねっ!ローザ!せっかくのお祭りなんだから楽しもうよ!あははー!」


「そうねっ!くだらない事を言う人達は放っておいて私達だけで楽しみましょ!」




俺は改めて思う。この素晴らしい仲間達と一緒に戦い、皆無事で勝利を味わえた事をとても幸運だと。これからも幾多の危険や冒険が待ち受けているのだろうが、皆で力を合わせて乗り越えて行くのだと。


そんな俺の気持ちを分かってか、ガイアの皆も決意を新たに前を向く。



「よぉーーっし!これからもまだまだ頑張るぞーーっっ!」



『おーッッ!』



俺の気合の声に、ガイアの皆が最高の笑顔で拳を上げる。



俺達ガイアの冒険はこれからも続いてゆく!




ここまでお読みいただき本当に本当にほんとーっにありがとうございました!

このお話を持って一旦物語は休憩します。


とはいえ。続きはちょこちょこ書いているのでまたすぐにシュン達に会えると思います!

その時は続編も是非読んでいただけると大変嬉しいです!


初めて書いたお話なので、拙い文章、分かりにくい描写など多々あったかと思います。

(これ誰のセリフだよ!?)みたいな...。

力不足ですみません!


リアルタイムでは長い事お休みをとってしまったこともありましたが、改めて、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!アクセス履歴やブクマや評価、いいね!等の皆さんが読んでくれているんだなーというのがとても励みになり、ここまで来る事ができました!


また是非続編でシュン達に会いに来てください!

それではッ!



追記:早速ではありますが・・・。続編スタートしました!そちらも是非読みに来ていただけると嬉しいです!

よろしくお願いいたします!!

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