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俺を犯した君の話  作者: 七賀ごふん
除け者

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26/44

#17



「お前……っ」

伏美はさらに強く丹波の襟を締めたが、それは周りの生徒達が止めた。丹波は忌々しそうに彼から逃れると、もう一つのドアの方から出て行ってしまった。

しかし、まだ教室に入りづらい空気だ。


「ひっ!?」


気まずさに苛まれていたけど、首元に冷たい何かが当たった。

「つめたっ……な、何!?」

「あはは。三尋、何してんの」

振り返った先にいたのはなづなだ。にこにこと、二つ持ってるうちの一つの缶ジュースを俺にくれた。

「さ、さんきゅ。いや……何でもない。授業始まるし、早く教室入ろう」

「うん?」

不思議そうな顔をしてる彼の手を引いて、教室に入る。出来れば、彼に余計な心配はさせたくなくて。

教室に入るとちょっと視線を感じたけど、伏美は俺だけに耳打ちしてきた。

「三尋、気をつけろよ。何か丹波の奴が超荒ぶってて、お前がターゲットになればいいみたいなこと言ってたから」

「そ、そう。分かった。ありがとう」

「ったく、ムカつくな。不安なのは皆同じなのに……ぶっ飛ばしてやろうかと思ったよ」

伏美の怒りは収まらないようだ。他人の為に怒れるあたり、彼は根が本当に良い奴なんだろう。

「伏美、サンキューな!」

軽く肩を押して、お礼を言う。

できれば、もうこんな事で悩んだり傷ついたりしたくないけど────確実に、順番は迫ってきていた。




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