お慕い申して幾星霜
ある日、付き合っている彼氏から突然別れを告げられた時田葉子は、特に落ち込むこともなくむしろ清々しい気持ちで家路についた。昔から何に対しても醒めた感情しか抱けない葉子は、異性との付き合い方がよくわからなかった。
そんな葉子の元に銀行の従業員である西条と名乗る男から電話が入る。「柴田絹江と言う人物を知らないか?」まるで覚えのない人物の名であった為、不審に思い一度は電話を切る葉子であったが、翌日も同じ男から電話が掛かって来るのであった。
「井上庄之助と言う男性に、柴田絹江のラブレターを届けて欲しい」
これは明治から昭和の時代を生き、数奇な運命を辿った女性、柴田絹江が生前に残した「恋文」を巡る物語。
そんな葉子の元に銀行の従業員である西条と名乗る男から電話が入る。「柴田絹江と言う人物を知らないか?」まるで覚えのない人物の名であった為、不審に思い一度は電話を切る葉子であったが、翌日も同じ男から電話が掛かって来るのであった。
「井上庄之助と言う男性に、柴田絹江のラブレターを届けて欲しい」
これは明治から昭和の時代を生き、数奇な運命を辿った女性、柴田絹江が生前に残した「恋文」を巡る物語。
第1話 別れ告げられベルが鳴り
2017/09/17 02:28
(改)
第2話 銀行員は3度ベルを鳴らす
2017/09/17 14:07
(改)
第3話 時をかける手紙
2017/09/18 13:36
(改)
第4話 擦れ違う思い、届けたい想い
2017/09/19 15:07
第5話 恋焦がれるほどの想い
2017/09/20 21:13
(改)
最終話 人を想うこころ
2017/09/21 20:48
(改)