表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

おまけ

チュンチュン…


「…ん〜、もう朝か。日曜日だし、もうちょっと寝てようかな。何だか抱きしめられてるみたいであったかいし…」


………


…?


ん?


段々と覚醒してくると、身体に人の腕らしきものが巻きついている。


確かにあったかい。でも自分は一人暮らしなはず。そもそも昨日はどうやって家に帰ったんだっけ…

ていうか、やっぱり誰かに抱きしめられてる?!


おそるおそる腕の主を確認しようと腕の中でもがいていると、


「文乃さん、まだ起きなくていいよ。」


あの腰砕けになる美声の持ち主の、やや掠れた色っぽい声が耳元で囁いた。


「ひゃっ」


声の主、千尋の方に顔を向けた文乃を、千尋はぎゅっと抱きしめ直してもう1度眠ろうとしている。


「いい子だから、ね。」


ちゅっ


文乃のおでこにキスをした後、またスヤスヤと寝始めた。


何故に自分は千尋に抱きしめられて寝ているのだろう。

そして何故に彼はパンツ一丁なのか。


そして何故自分は千尋のらしきTシャツを着て寝ているのか。


わからないことだらけだが、動くとギューギュー抱きしめが強くなるので大人しくするしかない。


「は、は、裸はムリーー!」


意外と逞しい千尋の身体に抱きしめられて、緊張のあまり全く寝れず、千尋が起きだす頃にはありえないほど疲れ果てた文乃だった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ