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答えはありますか?  作者: 抹茶と苺とロールキャベツ
第1章~私の罪編~
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45話:届かない空


   話ながら廊下を歩いていると、学校は一般人も出入り出来る事を知った。



   私が門で名前を尋ねられたり、じろじろ見られたのは何だったのか聞くと

 




          「ソラさんは、目立つから…」





            と、ぽそっと言われた。




   父上の作った服だが、もっと地味な服装の方が良かったのかもしれない。






        今更だが、少女の名前はリリィだと知った。

 


         少女の友達が挨拶した時に呼んでおり、

        自分が今まで知らなかった事に気付いたのだ。





           「教室は3階にあります。」




        そう言われ、リリィの後ろに付き階段を上る。




               一歩、一歩

              

               一段、一段




        地面よりも、体が空に近づいている事を感じる。




           でもそんなの見せかけだけ。



 

        本当の空はもっと遠く、私の手なんか届かない。

          

          あの広く美しい空には、醜いものは似合わない。




              はぁ、はぁ、はぁ

     

     

             息が苦しくなってきた。    




       あの時の私は、沙羅さらは、空に一歩踏み出したつもりだったけれど


            なんてちっぽけな一歩なのだろう。 




           滅びてしまった私は、小さく 愚かだ。  


        

         それでもなお、空に焦がれる私が一番 愚か者だ。




        そう思った瞬間、がくんっと私の足は階段を踏み外した。               



         


             私は階段の一番上の段から


         

           自分の足が地面から離れていくのを




           体が浮くのを、何処か体で覚えていて




          あるはずもない空が目の前に見えた気がした。


             

  

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