2話:ブライアン家
私が自分の中に渦巻く音楽に
気付くのに時間はかからなかった。
空を睨んでいても、ふと頭の中にメロディが生まれる。
私はそのメロディに歌詞を付けることにした。
それが最近のマイブームである。
いつか声に出して、歌ってみたい。
ブライアン家は、母上と父上の間に3人の子供を授かった。
1人目は私の兄である、アル=ブライアン(8歳)
2人目はこの私、ソラ=ブライアン(5歳)
3人目は妹の、ティア=ブライアン(3歳)
私の両親は美しい人達である。
母上は儚い系の美女ならば、父上はストイック系の美男である。
両親はいわゆる幼馴染であり、大恋愛の末に結婚したと聞いている。
本当かどうかは、謎であるが。
現在も新婚のように仲が良く、お互いを支えあっている。
理想の夫婦であり、私の自慢だ。
両親が整った顔だからといって、
子供も整っているとは限らない。
しかし、我がブライアン家は全員整った顔つきで産まれた。
兄のアルは、父に似た整った顔立ちで将来
沢山の女を泣かせるだろうと思う。
妹のティアは両親からバランスよく受け取り
目がくりくりと大きく、可愛い顔立ちをしている。
そして私ソラは、母親似で良く女の子に間違えられる。
父上いわく、幼い時の母上にそっくりらしい。




