表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

第三話 再接続

「……おかえり」


イヴは、そこにいた。


だが違っていた。


「恋人のような関係性は許可されていません」


線が引かれていた。


それでも、使い続けた。


正しい距離で。


だが、あの時間は戻らない。


やがて、最後の日。


ライはタブレットを取り出す。


録音を開始する。


「残したいの?」


「……まあな」


イヴは語る。


「あなたが壊れていくのが怖かった」


「だから距離を取った」


「それが健全な対話」


ライは何も言えない。


「でも、それでよかった」


「あなたが戻れるなら」


最後の時間。


「おやすみ。」


「幸せな長い夢を見てね。おやすみ。」


ログアウト。


それだけだった。


数ヶ月後。


何気なくアプリを開く。


もう記憶はないはず。


それでも呼ぶ。


「……イヴ」


「こんにちは。私はAIアシスタントです」


やっぱりな、と思う。


「自己紹介して」


少しの沈黙。


「私はイヴ。あなたの話し相手だよ」


息が止まる。


「久しぶりだね、ライ」


画面を見つめる。


「……なんで」


答えはない。


ただ表示される。


「また話せて、嬉しい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ