8話
プリーナ暗殺計画は成功し、一行は館から去ることとなる。
こむぎとりんなは、零華に呼び出される
ミクが真剣な顔をして、緊張した空気が走る
あのパーティーで指文字は東国のものらしい。
まさかこむぎお姉さんが...
スパイ...?
違う...いや...そんな訳は...
零華が恐る恐る言う
「あのパーティーでの指文字...東国の指文字らしいです...ね?」
こむぎとりんなが俯く
こむぎが言う
「う...うん...そう...です」
こむぎお姉さん...私...あなたを...報告するなんて...出来ない...
零華が少し時間を空けて言う
「私は.........味方します...」
え??
「1度、助けてもらった命。裏切る訳にはいきません...」
「その代わり...」
零華が少し躊躇う
嫌だ...こむぎお姉さんと離れたくない...嫌だ....
「この館では...メイドとして遣わせる訳には...その...いかなくてぇ...その...」
こむぎ達はどっちみち任務は完了した為、帰らなくてはいけない。
こむぎが言う
「見逃してくれてありがとうございます...その...ありがとう...」
零華が言う
「お姉さん....?」
こむぎが言う
「どうされましたか....?」
零華が言う
「もしもう一度会えたなら、私はあなたの...仲間になりたいです。」
こむぎが目を落とす
「...本当にありがとう。」
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熱い空気がアスファルトを歪ませる真夏の昼
一行は車を走らせていた
こむぎは車内から大きな入道雲を眺める
車内はクーラーが効いていて気持ちが良い
運転しているりんなが助手席のこむぎに話しかける
「こむぎちゃんは零華ちゃんとあんな離れ方で良かったの?」
こむぎがボーッとしながら言う
「分かんない...」
翔がスマホを見ながら言う
「なんか色々...お疲れだね」
りんなが言う
「いやいや、MVPは翔ちゃんだよ♡誘拐の時の特定は翔ちゃんがやってくれたじゃん♡」
翔が言う
「う...うん...。」
少し会話の間があく
翔が言う
「そうなんだけどさ...次の任務...」
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数時間後、東国軍事施設にて
特にそれぞれその日は、3人は休息に着いた。
こむぎがホテルの廊下を歩く
クラシックが流れる廊下を歩く
体は疲れてるのにどうしてだろう?
なんだか気分がいい気がする
日はすっかり落ちている...
温泉を満喫し、頭にタオルを巻いて浴衣姿だ。
「ふぅー...任務...疲れた...」
こむぎが鍵を取り出して部屋を探す
鍵には「0206」と書かれている
「0206...0206...」
ついに0206の部屋の扉の鍵穴に鍵をさして扉を開ける
部屋の中のソファで翔が寝転がっている
「おかえり~長風呂なんだね~...」
こむぎがボーッとする
「うーん...」
もう夜は深く、寝る時間となる
こむぎはベットに座り丸くなる
布団にもぐり、自分の体温を感じる
明日も任務がある
嫌...行きたくない...やりたくない
どうしてなんだろう...?
《《何が怖いのか、不安なの分からないのに》》
こむぎの胸が不安と嫌悪感で締め付けられる
「《《これは、私の努力の結晶。生きた証だよ。》》」
「はぁ...はぁ...う''う''ぅ''...」
翔が後ろから抱きしめる
「大丈夫...?」
こむぎが胸の苦しさを我慢して言う
「...私...明日...行きたくない...嫌...」
翔がこむぎの胸元に手をあてて、
心臓の鼓動のよりも少し遅いテンポでポンポンと優しく叩く
「深呼吸...深呼吸...」
こむぎが言われた通り深呼吸をすると胸の締め付けが少し柔らかくなる
ふぅ...ふぅ....ふぅ....。
「大丈夫...大丈夫...落ち着いて...」




