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永遠の命を手に入れたっぽいのだが  作者: さかしん


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13/13

男と対面

俺は大クスの前で座って男の帰りを待った。


遠くのほうから恐る恐るこちらを見ていたので

「驚かせてごめん」

と相手の言語で話しかけ警戒を解いた。


同じ国の人間と思ったらしく男は興奮を隠せない表情で近づいてきた。


男の名前はゼフ。


船旅をしていたが海賊に襲われ命からがらに逃げてきた。


一つの救命胴衣を3人でつかみ、流れ着いた先がこの島だった。


島では仲間割れをして自分だけ彼らとは別で生活することになった。


俺はゼフの話を聞く前から全てわかっていたがあえて話を聞いてあげることにした。


次にゼフは俺のことを聞いてきた。


俺も数年前に漂流したことにした。


嘘はついていない。


大クスの根元には入ったら出られなくなった。


だから出してくれてありがとうと感謝を述べた。


ゼフは不思議そうな顔をしていたが概ね信じてくれた。


その後もゼフは自分のことを沢山俺に話した。


俺はただ笑顔でうなずいた。


次の日から俺たちは大クスの下を拠点に生活することにした。


ゼフは食料調達担当、俺は住居担当になった。


俺はまずキッチンを作ることにした。


ゼフは今まで焚火で食材を炙るだけで食事をしていた。


俺自身は別に食事をほとんどしなくても生きていけるが、それだとゼフが怖がるので同じように食事をすることにした。


煮たり焼いたり揚げたり出来たほうがゼフも飽きないだろう。


窯を作り、煙突を立てて、少しの火を入れるだけで煙突の上昇気流で勝手に火力が上がる仕組みにした。


そのすぐ横には、島に流れ着いたポリタンクやペットボトルを合わせて水を大量にろ過しておける装置を作った。


そこまで作ったところでゼフが魚を数匹持って帰ってきた。


ゼフは俺が作ったキッチンとろ過機を見て目を輝かせていた。


そして満足のいくまで水をたらふく飲んだ。

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