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第8話

「theつっぱりなテンプレ通りの活動、ワシの見る目は正しかった!先見の目がワシにはあるのじゃ!見える!見えるぞい!古き良き時代のツッパリの様に生きていく様が!!」


ムカつくぐらい悪役が様になってるじゃねぇか、じじぃ!!それに俺ですら知ってる先見の明だからー!ばーか!

そして俺でもわかる。ここで力づくで抵抗したらお前の思うままになるって事も。


「あ、後日お話したい事があるんで、あまり大勢の皆様の前でお話するような事でもないんでまた出直させて頂きます。失礼しますー。ぺこり!とか言っちゃてー」


どうだじじぃこんなツッパリいないよな?無形文化遺産の価値落ちるよな。こんなん報道できないよなぁー!?さぁどうでる?


「では、またな。しかし予定よりも1時間は早い到着とはな。思ったよりもお前さんつっぱってるのぉ。予定を練り直さないとな」

職員室を出てく俺の背中に鋭い言葉を突き立てた。文字通り背中に刃を立てられた気分で、背筋がぞわっとなった。


反応の薄さからすると俺の行動も予定通り。

今朝からのエンカウントもじじぃの仕業。

無形文化遺産がいる町興しのせいで学校の外観も大きく変わってしまった。


そして、自分の教室に入り席に着きなんとなく開いたスマホの画面から飛び出してきたエンタメニュース。


無形文化遺産ツッパリ!!やはり義理堅く、市長に挨拶!!


扉を開けた堂々とした自分の写真も一礼してる写真もうまいように使われた。恐ろべしや、メディア。


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