第6話
なんだこのエンカウント率昔のRPGのバランス崩れた洞窟みたいな登校だった。
今朝のニュースの影響なのか、そして喧嘩の最中野次馬がスマホ向け、本格的な撮影班みたいの、ちらほら見えた。
あんなでかいカメラやテレビでたまに見かける棒みたいなマイク始めて生でみたぞ。
校門に、たどり着くのはお昼過ぎだった。そして我が学校を見て唖然とした。
なんかプロレスでしかみたこと無いよくわからないトゲトゲしたフェンスがたくさん設置されているし、学校を囲うブロック塀は落書きだらけだった。
一日にして核が落とされた世紀末漫画みたいな荒れ方している。
この高校出身ってだけで大学入試不利になりそうな外観に変わってしまっている。
なまはげの仲間である俺様はこんなにも影響力があるのか?
ちょっと待ってくれよ。
こんなの一つも望んでない。
無形文化遺産に皆注目しすぎだから。
ってか、今後おれまじでどうなっていくんだ。
ネットニュースも、恐ろしくてスマホすら開けない。
ってか戦い疲れて既に満身創痍だ。
このまま踵を返して家で寝たいくらいだけど、学校側と今後の事を話さなければならない。
とりあえず教室向かう、前に職員室に向かう。