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第13話

さて、飛鳥くんがやられるまでに考えをまとめなきゃ。


え、飛鳥くん本当に殴られていない?

あんな釘だらけのバットで殴られたら、あ、頭から血流れてる。

えっと、台本のみ用意されててそこガチなの?


うわ、お腹にフルスイング。

なんかもたつき始めたぞ。


向こうはほっといて考えろ。ベタな展開だとこいつはほとんど僕と同等の力を持っていてなんだかんだ腐れ縁のライバルになるポジションの登場の仕方だから、今後他校と戦う時絶対必要になる。


待った。僕、今無形文化遺産で考えてる。違う僕自身の考え方をしろ。

まずあの釘バットどうにかしないとな。でも、たぶん対策はいらない。なんか

「本当に強いやつとはやっぱり素手でやりあわねぇとな!」みたいな事言い出して、素手でのケンカになる。

ケンカならまぁ悲しいことに強いんだよな、僕。

暴力じゃなんにも解決出来ないんだけどなぁ。


全国ニュースで流れるかも知れないのわかっていてケンカするのか。

無形文化遺産としてできる限りを尽くしました!で、大学受験の時アピールできるのかな。


あ、バットの釘が学ランの布に絡まってぐだぐだになってたんだ。飛鳥くんが学ランをバット事脱ぎ捨てた。


じゃあそろそろ飛鳥くんやられるなぁ。

考えは纏まらないのでじじぃの作った台本に乗ってみるか。

今後それが自分に有益か知る為にも一度乗ってみるのもいいかも知れない。


「てめぇー!!いい加減にしやがれー!!」


叫びながらも、ゆっくりと歩み寄る。

僕今、ツッパリ漫画の主役演じてます。

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