5 さて次は...
ニィロウが50連目くらいで出ますた。可愛い。超可愛い。
「……で、何処に行こうか?なんか無い?」
「あれだけ息巻いてたのに!?」
「まぁまぁ、落ち着けって心の友よ、でどうする?」
「どうするって……むむむむむ」
本当にどうしよう…あっそうだ!こういう時は木の枝を投げて決めるっていう最高の方法があるじゃないか!
そうと決まったらいい感じの木の枝探しの時間だ。小学生の頃の俺の木の枝餞別スキルは衰えを知らないぜ。
あの頃はずっと木の枝で遊んでたからなぁ…チャンバラとか色々、おっと思考が逸れた。
いい感じの枝いい感じの枝ー、お!これ中々いい枝じゃないか、小学生の頃の俺なら「聖剣エクスカリ棒!!ずしゃーん!!!www」くらいは余裕でするレベルでいい感じの枝。
じゃあこれを
「そおぉおおぉい!木の枝よ!我等を導きたまえ!」
全力で投げる!
あぁ、最早木の枝なのに神々しく見えてる。ありがたやー。
おいやめてくれ、俺をそんな冷たい目で見ないでくれ。
「そういえばお前名前なくね?あとなんか喋るの流暢になってない?」
「言われてみればどっちともそうだね。うーん名前かぁ…」
「俺とお前って対等は関係だと思うし、なんか名前付けるのは上下関係出来そうで嫌って言うか…」
でも、名前無いと不便なんだよなーヘイ、システム。なんかいい案ない?
『王呪持ちからの要求を確認。フィジカルスライムをスキャン…………ユニーク個体の反応を確認。世界にフィジカルスライムの存在が認知されました。存在確定を開始……フィジカルスライムに《アギト》の名が授けられました。完全なるユニーク個体化に伴い、スキルの付与を開始します……成功、《アギト》はユニークスキル『不滅の環』、『玖魂柱』を取得。……《アギト》はネームドモンスターです。完全なるネームド化に伴いネームドスキルを付与………成功、《アギト》はネームドスキル『アギト』を取得。ご利用有難う御座いました。』
「うわっ!?多い多い多い!!」
「あーなんか光ってない?ねぇこれ身体光ってるよね!?」
「うわマジじゃんかって眩しい眩しいおい待て待て。あ゛ぁ゛眩しいァ!」
「うおーーー」
どんどん輝きが増していってるぞ?
「あぁっ!目がっ!目g……あれ?」
「お、終わった…の……?ん?おおおおおおおおおお!」
「っておいどうした!?」
「解る!解るよ!別の世界の知識が頭に入ってくる!」
「ああぇあぁ!?どういう事だァ!……因みにどういう感じの知識?」
「えぇっと...最近のは鹿とかニコ○コダム決壊だね」
oh...完全にJAPANの知識じゃん。...えっ、え?......あ、アギトちゃん?どうしちゃったの?
はい、此処でクイズです。
Q.突然一気に、よりにもよって日本の知識が頭に入って来ました。どうなりますか?
A.狂うに決まってんだろ
「あぁううう、イ○スギィ!」
待って、それは駄目だぁ!ウチの子が穢れるぅ!癒しは何処行ったァ!
こうなったら取り押さえる...か?
................いや、待てよ。もしかして忘却スキル君ならいけるのでは?
物は試しって言うし手段がこれしかないし、やるっきゃない!
「〈忘却〉!」
『忘却スキルにより、アギトの記憶が一部消滅しました。』
よし!上手くいった、と思う。頼む、ヤバいヤツだけ消えていてくれ。
「お、おーい。大丈夫そうか?」
「.....はっ、ぼくは一体何を.....」
「あぁっ!良かった。本当に良かった!」
よし、何とかうちの子の穢れを無くせた、無くしててくれ。
「で、別世界の知識ってのは?なん...この、どんなやつなんだ......?」
「えっとね、ポ◯モンとかドラ◯エとかかなぁ」
「............っ!..........っ!..........っ!(歓喜の涙)」
「えぇ!?どうしたの急に泣き始めて!?」
「.........いや、俺は嬉しいんだ。大丈夫、気にしないでくれ」
良かった!マジで良かった!うちの天使が邪に侵される所だった。
..........うん、解ってる。そろそろシステムメッセージの内容に触れなければいけないんだろう。
「あ゛あ゛あ゛!触れたくねえええぇえぇぇぇぇぇぇ!」
「!?」
★5とレビューおなしゃす!
原神たのちい!!!!!!!!