15 人間社会に戻った感じ
すみませんでした
「本っ当にありがてぇ......................!!!」
ログインしたと思ったらよく分らん場所が初期リスだし、大怪獣共の戦いに放り込まれるしでもう散々だったからな。やっと正規ルートに戻れる。..................そいや、今何時だ? 体感結構経ってる気がするんだが...................えっ、まだ現実で3時間? ゲーム内はっと、んー9時間か。現実と時間の流れの速さ3倍違うの??
現実で8時間くらいすやすや寝たらゲーム内で1日経つのか。なんかこう、戦闘イベントとかあったら「飯休憩して来ますね〜」で2、30分で食って帰って来たら下手したら2時間………..やばいな、まあどうにかなるか。30分もかからないだろうし。まだそういうイベント来るって決まってないし。
『チュートリアルを開始します。指定の場所まで向かって下さい』
「お? チュートリアル? でもなんかやらなかったっけ」
『ヘルプ:あれは戦闘チュートリアルです。今始まったのは一般チュートリアルです』
と言うと?
『ヘルプ:街への入り方、冒険者登録といった一般知識です』
『ヘルプ:因みにあなたの初期位置は平均より幾らか遠い程度です』
えっと、要するに?
『ヘルプ:自ら森の奥に入って行きました』
マジかよ自分で迷ってたのかよ…まあいいか、経験値稼げたし。しかも余った経験値持ち越し出来るっぽいし。
おしチュートリアルやるか、えーなになに? こっちか、なんかピン打ってあるし。
「そういう訳だから行くぞー、ほらあっちの多分石の壁の方。防壁かな」
「どういう事!? 行くけど......」
よっしゃ。
「あ、そうだ。もーちゃんどうされます? 帰ります?」
「んーじゃあ付いて行くー。暇だしー」
「おお心強い」
やったぜ、これで多分あのイベントが起きる。「てめぇにはコイツは釣り合わねぇから俺達と組む方が~」なやつ。異世界モノの定番。
そんなこんなでクソくだらないこと考えてたら門着いたな。
うわ、まあまあ人並んでるな。って事は絡まれイベントが発生するかもじゃん。わくわく。
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なんも起こらなかった。すんなり自分の番になったわ。
「の、ノーリアンの街へようこそ、今回は何用でございましょ...うか」
ん? 何でキョドってるんだ兵士の人............?
「その......そちらのお方は、【花王】様ですよね......?」
「え、何そのかっこいい呼び名」
「おーそうとも呼ばれるねー」
「や、やっぱりですか......」
あっ無視.........。
「え!? もしかして知らないんですか!!?!?」
あっ良かった......兵士の人が反応してくれた。
「何かあるんですか?」
「本当に知らないんですか、じゃあ教えますね! このお方は本来殺傷性の欠片も無い〈花魔法〉を圧倒的な攻撃性能を発揮して、しかもその力を秘匿せずに公開した事で、それまでほぼ無いみたいな扱いだった〈花魔法〉を一般魔法まで押し上げたんですよっ!!! 凄いですよね!!!!!!!!!!!!! あっでも一般化するにあたって名称を〈花魔法〉から〈植物魔法〉に変更し」
「おお」
凄いな、これが大体異世界のオタクみたいなのか。自分で言うのもあれだけど言ってる事が滅茶苦茶大雑把だな。なんか凄そうな気配はあったけど教科書に名前載りそうなレベルとは。
エンドコンテンツウーマンかよ…マジ尊敬。てかなんで暇してたのこの人、あと最初の方に皆に頼まれて来た的なこと言ってたけどその皆って誰だよ。まさか他のエンドコンテンツ達か? こえーよ。
「あのー、街入りたいんですけど........」
「で凄いんですよ凄くないですか!? っは、あ、すみません」
まだまだ勢いの衰えを見せない兵士の人に話しかけたら、ちゃんと正気に戻ってくれた。
「いや~ははは。それで、念のため再確認させていただきますが、街に入るという事でよろしいでしょうか」
「はい」
「【花王】様とご一緒の時点で身分も証明され切っているので、そのままどうぞ......と言いたいのですが、規則がありまして。質問を幾つか、そして魔力測定をし、2000ティーレほどいただき仮の許可証を発行させていただきます。そして、10分程掛かりますので、ご了承ください」
「分かりました」
ティーレ.......金の単位か、2000もあるんかなー。まあでもこういうのって最初から5000くらいは入ってたりするし大丈夫だろう。ちょっと探すか。...............あった。
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所持金:3680ティーレ
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なんかキリ悪い数字だな。
『ヘルプ:その内の680ティーレはアンチフィジスライムを倒した際の報酬です』
あれ、そんなのリザルトには出てこなかったけど?
『ヘルプ:どこかで設定を弄ったのか非表示になっています。表示しますか?』
もちろんはい。にしても設定触ったっけなぁ、まあいいか。あれ、じゃあボス二体の報酬の金は?
『ヘルプ:「なんか神から金落ちるのダサくね」とのことです』
あっ、大いなるお言葉さんじゃん。名前あってる? いやまあ分からなくもないけども、そんな事言ったらモ〇〇ンとかどうなるんだよ。神いっぱいいるぞ。毎回「ダッセぇ~~」とか思いながらやってると思うとおもろいな。
「それでは幾つか質問させていただきますね」
「分かりました」
どんとこい。
あ、もーちゃん先入ってった。




