表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱魔王と最強四天王ッ‼︎  作者: エンターエンダー
明日への覚悟
12/54

自分の居場所 3

ロイドを見送り静まり返る室内。


シルバが思い出したかのようにカナンに問いかける。



「そういえばカナン。尋問の方はどうだったんだ?」



カナンは先ほど城に侵入し指揮を取っていた男の尋問を済ませていた。



「その件に関しては問題ありません」



その問いにカナンは、冷静に答える。



「こんな時のためにコウガさんから教えていただいた新技『キッコウシバリ』というのを試したところ効果抜群でした」



グッと親指を立たせ、ポーカーフェイスでありながら満足気な表情が伝わってくる。


この時、シルバとルビィが若干引いていた。



「そ、そうか。それで何か収穫はあったのか?」



カナンは少し口ごも戸惑いを見せる。


その様子にシルバとルビィの二人に自然と緊張が走る。





「………帝国がカルデラ王国と手を組んだ可能性がございます」



嫌な予感は的中した。



「はぁ⁉︎嘘でしょ‼︎」



ルビィが驚き声を張り上げる。



「……それがもし本当だとしたら、事態は最悪の方向に進んでるな」





全員が苦虫を噛んだ様な顔をしているとテーブルの上に置いてある時計のベルが突然ジリリリと鳴り響いた。



「おや、もう10分たちましたか」



カナンがベルを止め、外の方へ歩いていく。



「何処へいくつもりだ?」


「お二人を迎えに行きます」



シルバの問いにカナンが即答した。



「言いつけ破っちゃってもいいの?」


「ロイド様だけでは『とても』心配ですので」


((本人が聞いたら傷つくんだろうなぁ…))


と、心の中で酷いと思いつつも否定はできない二人であった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ