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自我世界確立(エゴワールド)

人よ引きこもれ

幼少期、俺は外に出て遊ぶのが好きだった、ドッジボール、虫取り、サッカー、野球、鬼ごっこ、友達と遊ぶのが大好きだった。


家の中で遊ぶのだって大好きだったさ、ゲーム、カードゲーム、工作、大好きだった、いや 今でも大好きだ。


幼い俺はそうやって自分に正直に、感覚的に生きるのが大好きだった。


でも、小学生に上がってから、他人の目を気にするようになった


周りの大人はまず考えて動きなさい、と言う


今思い返してみれば、それは俺にとって一種のノイズだったのかもしれない。


勘違いしないで欲しいが、考えるのが嫌いなわけじゃない、考えるだけで何もせずに終わってしまうのが、あるいはそれに大きな時間を使うのがあまり得意じゃなかったんだ。


考えるのは大好きだし、妄想だって大好きだ、でも


何かを考えてから動くことが世の中では美徳とされ


何かに秀でていたら、誰かに疎まれ。


そんな感じに俺にとっては、そこは居心地のいい場所じゃなかったのかもしれない。


だが、それも今のために、あったと考えれば悪くない、色々 遠まわりをして、


ようやく 俺なりのやり方に、いや 俺なりの生き方を、納得できる形で落とし込むことができた。


正直に生きる とか、そういう話じゃないんだ、後悔しないとかそういう意味じゃないんだ、


その場で 俺が 選択する、それが大事で、それに責任を持てる自分が最高に自分にとって 生きやすい、


生き方だったんだ。


クソどうでもいい、他人の視線や、毎度言うことの変わる大人


そんな奴らのいる現実なんてどうでもいい


俺にとっての現実とは、俺にとってどこまでも都合がよくて俺のためになるものだけだ


そうやって、俺は俺の世界に引きこもる(現実と向き合った)


そして今また大きな選択を迫られている。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「皆さんには、異世界で勇者となってもらいます」


真っ白な世界、そんな世界で 俺たちは女神と呼ばれる存在に呼び出されていた


教室内がパーッと 光かったと思ったら、ここにいた


女神 曰く、異世界の王国が勇者召喚の術式を発動、


それは女神を経由して勇者を呼び出すものらしい


その結果 、俺たち2年4組は全員ここに呼び出された。


パニック状態


しかし、俺からしたら、何か楽しいイベントの予感がして、どうしてもウキウキが止まらない


クラスメイトの1人が言った


「何か、役立つものとか、もらいたいです」


ありがたい質問だ、異世界転生的なテンプレ、


聞きたくても、聞いていいか分からない状況下だったからありがたい。


「もちろんです、皆さんの魂に付属するスキルを発現させます」


何でもスキルとは、魂に癒着したもので、その人、本人のあり方や、行き方が反映されたものだという、だいたい10歳ぐらいの頃には、その人の本質というものが決定するらしい。


環境に捻じ曲げられるものもあるが、それはねじ曲がる 性質、あるいは 強度がゆえに 捻じ曲がるもので、それすらも本人の本質と言えるらしい。


「ステータス オープン、と唱えれば 自らのステータスを見ることができます」


イベント発生だな


ステータスを確認しあう者


はしゃぐ者


真面目に話をする者


いろんな人間がいる。


鑑定、身体強化、魔力増幅、とか色々言っているのが聞こえた。


俺も唱えるとしますか


「ステータス オープン」

ーーーーーーーーー


EXスキル

自我 世界 確立エゴワールド

自分の内面を“唯一の正解”として確立し、その上で外界と接続する


ーーーーーーーーーーー

ぶーーー、


思わず噴き出した、なぜかわからないが俺はこのスキルが発現することを知っていた気がする。どれぐらい自分にとってこういう あり方 っていうのは馴染み深いものなのかもしれない。


俺だけのオリジナルスキル、わかる、わかるぞ!


まさしく俺が歩んできた人生そのもの


その集大成 が今、スキル として昇華された


「皆さん、どうか勇者として世界をお救いください」


そう 女神が言うと俺たちは 眩い光に包まれた


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