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転生して魔王になったら  作者: 揚羽
1章 幼女時代
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洞窟? 迷宮?

ラドルフの所で訓練をして半年たったある日のこと。


「よし、そろそろ実戦練習を始めよう」


は?


「あの洞窟にお前を置き去りにする、モリオンは道を知っているからラルクとここで訓練だ。何日かかっても自力で戻ってこい、“転移”は禁止だぞ」


聞いたことのある訓練だった。


「魔王様とアイリス様も二つ返事でOKしてくれた」


………ひでー。


「持っていけるのは皮袋二つ、一つには水、もう一つには食料が入っている」


洞窟サバイバルをさせられるようだ。


「ナイフ、ランプ、燃料、毛布等はない」


ないんだ。

食料と水だけで何とかしろと。

無茶ぶりだ。


「何を使ってでも脱出しろ。地上に出たら“転移”で戻ってこい」


ラドルフは俺に目隠しを付けて抱き上げた。

きっとアンディの塔から降りるのだろう、勿論あの骸骨もグルだ。

ラドルフは道、知らなかったようだし。


「死ぬなよ?」


やめろ、不吉だ。


「ご主人様、頑張ってね」


モリオンは普通の訓練か、羨ましい。


***


しばらく歩いたようだった。

道を覚えるなんて無理。

洞窟はかなり広くて曲がりくねっているようで方角なんて分かったもんじゃなかった。


「ここだ、オレたちの足音が聞こえなくなってからゆっくり三十数えてから目隠しを外してスタートだ」


隣に皮袋が置かれる音がした。

それからラドルフが離れていく足音。

心細いなんてものじゃない。

やがて足音が消えた。

俺は三十秒数えて目隠しを外し、周りを確認する。

小さな部屋のような場所で隣に皮袋が二つ。


サバイバル開始だ。


「で、何すればいいんだろ?」


まずは歩いてみることにした。


一時間後。


何というか、面倒くさい所だった。

洞窟内は複雑に枝分かれしていて迷宮と呼んでもいい位、訳が分からなかった。

大陸全土に広がっているって本当だったらそれこそとんでもない。

地上に出ればいいわけだから大陸の端に出ても問題はないのだろうが。

ちなみに魔物に襲われることは殆どなかった。

遭遇しても雑魚だったのでたいして困らない。


「また枝分かれか」


目の前には分かれ道、右、左、真ん中。

今まで常に右に進んでいる。

今回も右だ。


そう思って右に一歩、踏み出したとき上から何かが降ってきた。




洞窟って何となくネーミングが微妙なので迷宮にしてみました。

では、恒例(二回目)のクイズを。

主人公の上から落ちてきたのは何でしょう?


1 強敵


2 女の子


3 ぼた餅


4 実は作者の戯れ言


次回予告

迷宮探検の続き


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