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転生して魔王になったら  作者: 揚羽
1章 幼女時代
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17/61

要はインパクト

作戦決行は練習時間を確保するのと演出がしやすいという理由で夜になった。

やることは単純。

アイリスを呼びつけてラルク(始終泣いてた)に誘惑させる。

そこを時間差で呼んでおいた魔王が発見。

魔王が“アイリスハオレノモンジャイ!”

と言えば成功。


「ほ、本当にやるんですかぁ?」


とはいえ、こんなので成功するのかはかなり不安だ。まあ失敗したら次を考えればいい。


「えーと、アイリス様、僕と……何でしたっけ?」


…やっぱり、先に次を考えておこうか。


「ねぇ、モリオン、ちょっとアンディの所に行ってくる、長生き(生き?)だからアイリスの機嫌直す方法、知ってるかも」


「知ってるようなら二人の馴れ初めとかプロポーズの時とか聞いてきて、セリフに組み込んで否応なしに魔王様のこと、考えさせるから」


最近、モリオンの手腕が怖い。

俺じゃなくてモリオンが魔王でいいと思う。


***


「なるほど、あの二人が出会ったのは確か五百と二十八年前」


魔王って長生きだなぁ…ん? 俺もそれぐらい生きることになるのか。

前に自称神様が千年以内ならいつでも良いとか言ってたから余裕で何千年、何万年と生きそうだな。


「まだ魔王はひよっこでの、儂もよく鍛えてやったものだ。洞窟内に置き去りにしたりの」


お前、いくつだ?

それと置き去りってスパルタだな。

……今、俺がそれやられたらヤバい。


「その時にな、洞窟に迷い込んだのがアイリスだ、ゴーレムに囲まれていたところを助けたとか何とか」


あのゴーレムなのか?

魔法じゃとてもかなわなかったぞ。


「それ以来よく遊ぶようになっての、確かプロポーズは洞窟の強敵をやっつけたら結婚してくれ、と言ったらしい」


フラグ折りやがった。

愛の奇跡とかいうやつか?

ラルクには使えそうにない。


「儂としてはあの二人が喧嘩をするほうが不思議だ、翌朝までには仲直りするのがいつものパターンなのだがの」


アンディはため息をついた。


「何にせよ、仲直りして貰いたいものだ」


“頼んだぞ”な目線だった。

あの作戦に自信はないがやれるだけやってみよう。


***


「というわけで参考にはならなさそう」


「ふーん、ならラルクバージョンセブンだよ」


こっちでは何があったんだろうか。

ラルクは何故か闘牛のひらひら赤い布を頭から被っていたり、可愛らしい熊のぬいぐるみを腕にくくりつけていたりしている。


「強さと愛嬌を兼ね備えた男は愛されるそうです…」


セリフはともかく服装は絶対違う。

愛嬌というより頭がアレなひとに思われそうだ。


「ご主人様、何か間違っている?」


全部間違っている。













進みませんね…

次で解決すると……いいなぁ←こら!

善処します。


次回予告

作戦決行、トラブらない訳がない

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