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⑫
毎日残酷に時は過ぎていった。
もちろん、部屋の中で。
転校生が来て、その子とはあんまり逢わないけどうらやましかった。
2人の転校生は、私に無いものを持っていた。
無い物ねだりだって知ってても、うらやましかった。
自分を貫き通せてて、まるで自分の無い私とは正反対で。
周りのブーイングとは反対に私は2人を励みにしてた。
時がたち、日は過ぎ。
最後の教室。
もう、最後だ。
笑えるかな。泣けるかな。
心なんてない自分が。
みんなとは違う高校に行くわけで。
もう、最後なんだ。
いやな思いをするのも、
“嬉しい思い”をするのも。




