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⑪
学校で笑うようになった。
もちろん、心からではない。
私の心を、まだ恐怖と怠堕が占領していたことをちゃんと自分でわかっていた
私が笑うと不愉快そうに睨むいじめた子が見えていた
私がいくたび来ないでも一緒と呟くそいつが見えていた
何もしないでも攻められるなら、来ない方がましだろ。
もう行かないで暮らしたい。
あの目におびえないで暮らしたい。
感情だって戻したい。
もう、誰にも分かってもらえなくてもいい。
だから、アイツを消してほしい。消えて欲しい。
無理なら私が消えたい。
だんだんと教室は恐怖だとしか思えなくなってきた。




