モノマネ対決を開始しまーす!いえーい
さあ昼休みがやって来たぞ、何をする?
「ラノベ」
お前それ三週目じゃん、内容覚えてんじゃねーの?
「まあ確かに、あらまし覚えてるな」
何が面白いん?
「新たな発見がある。良い作者はキャラの分かりにくい表情変化の描写一つであっても、後の伏線たり得るからそれがまた面白い」
おぉう、熱弁された…でもやっぱ遊ぼーぜー、ぼーっとしてんのはつまらん!
「ならこれでも読んどけ」
これなんぞ?
「この前お前が読みたいってい言ってたやつ」
おお!
「……の三巻目」
んな事だと思ったよ、性悪が
「水着回だ、好きだろ?」
なおさら性格悪いわ
「俺の貴重な時間を割いてやるんだ、それぐらい許容せよ」
なんだこいつ、やたら上から目線……あー、そういうキャラにハマったのね
「で、なにすんの?」
おーそうだった、んじゃ、
モノマネ対決を開始しまーす!いえーい、ドンドンパフパフぅ
「……めんどくさいのが来たな今日は」
まずは俺から!コ〇助とタ〇ちゃんを足して2で割った感じの声!
「それは採点が相当難しいと思うが…」
んん゛っ……、ありがとですぅナリ!
「…………いや、まぁ、似てはいるんだが……もっとセリフを考えて欲しいというか……やっぱ採点ムズいわそれ」
なんだその採点は、審査員失格だぞ
「失格したから不戦勝でお前の勝r…」
さあ、次の審査にまいりましょー!l
「はあ……まじで俺もやんの?」
もちろん
「んじゃ……2016年に発売されたとある神ゲーの忍者系ヒロインの妙に耳に残るあの声を…」
何そのピンポイントな題材
「………………『 あは♪ 』」
ッ!?!?(ガタッ! ガタガタッ!)
「うぉあ!?なんで立った!?おいなんで周りの男子どもも立つ!?目が怖ーよ!」
今なんか、ものっそい萌え声が聞こえたぞ!なんだあれ!?なんだあれ!?!?
「二回言わんでも聞こえてるっての!てか顔近い!」
もう一回!頼む、もう一回やってくだせぇ!!
「やだよ恥ずいわ!ってか採点はどうなった!?」
採点なんてどうでもいい!お前の勝ちでいいからもう一回!
「嫌だって!こっち来んな!お前らみんな近寄んなー!!」