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紅刀『鬼灯』と醒邏
醒邏は目を覚ますと牢獄のような場所にいた。
「ここは…っ!」
「ヤァ。醒邏…ひさしぶりだねぇ♪」
そこには杏雅がいた。杏雅は掌からナイフを取り出せば醒邏の右腕に突き刺した。
「が……ぃ……ぁっ…」
醒邏は涙目で痛みに耐えながら杏雅を睨んだ。すると杏雅は面白い物を見る目でニヤニヤとしていた。暫く沈黙が続くと入口の方で爆発音が木霊した。
「ん〜?嶺儺がやらかしたか〜?」
醒邏達がいる部屋の入り口が爆発すると機械的な触手を纏った化け物が仁王立ちしていた。
「…………紅刀『鬼灯』、俺を裏切るのか?」
《…………私ハ元カラ貴方ノ味方ジャナイ。》
紅刀『鬼灯』はそのまま触手で杏雅の心臓部を貫き、杏雅は糸が切れた人形のように膝から崩れ落ちた。




