蛇足編 伏線紹介
読み返した後、物語をそこそこ理解した上で見ることをおすすめします。
そんなことしてくれる人いないって?
居ますよたぶんきっと。あなたとか。
結構細かい伏線を紹介するので、気が付けなかった伏線があったら、感心してください。
※第壱話から順番に紹介します。
分かりにくさ★★☆☆☆
『魔王の槍の黒光り』
伏線というよりは、同じ表現を使うタイプ。刺された時、相手が誰か一瞬で理解して絶望してもらうためのものです。
分かりにくさ★☆☆☆☆
魔王「私の配下にも人間がいてな。」
……そのまんまですね。
分かりにくさ★★★★★
巻物への対応&強烈な光
魔王が巻物を投げた後、すぐに距離を取ったことと、巻物がめっちゃ光ったことですね。どちらもこの呪いが聖属性であるという軽い伏線になってます。気付いた人、多分0人。
分かりにくさ★★★☆☆
魔人の反応
「かわいいお嬢ちゃん」発言はしてるが、それ以上のものがない。後々に判明する呪いの進行に関連する伏線のひとつ。
分かりにくさ★★★★★
ヒーラーに傷を治してもらう
これも呪いの進行に関する伏線のひとつ。とても丁寧にやってくれた部分だけど、自然すぎて絶対に分からない。
分かりにくさ★★★☆☆
周りからの視線
広場に行くまでの間、やけに視線を感じる部分。まだ視線だけで済んでるので、読んでいて不思議がることはないでしょう。
分かりにくさ★★☆☆☆
「気をつけろよ。せっかくそんないい顔持ってんだから」
通行人の若者からこのセリフが出るのは、流石に不自然でしょう。でも、初見でここを不思議がる人がいたら会ってみたいくらいには、初見では分からないと思う。
第弐話からは、神父さん以外は基本的にアリアル関連の伏線なので、まとめて詳しく紹介
「…………勇者様。子供に何してんすか。」
沈黙が異様に長いのは、花宮の姿を見て、魔王に聞かされた事を整理しているから。
「魔王はTSが好きなんすかね?」
「現状だと、ちょっと情報が少なすぎるっすね」
「魔王(様)の考えなんて、私たちがそうそう分かるもんじゃないっすよ」
これらは呪いの真相に迫られたため、話題を逸らしているセリフ。
「普通の美少女っすよね」
ガベルに『かわいい』と認識させるためのセリフ。
「四天王を単独討伐しといて、何言ってるんすか?」
魔王と同じ考え方とセリフ。これは比較的分かりやすいかな。
「呪いの気配は無さそうっすよね?」
「今の状態じゃ、どうにもならなそうっすよね」
『呪い』を、選択肢から外そうとするセリフと、論点を逸らすためのセリフ。第参話の冒頭でも、めっちゃ頑張ってる。
分かりにくさ★★★☆☆
黒いダイヤのネックレス
誰かに貰ったか内緒の、出自不明の黒いネックレスなんて、どこからどう見ても怪しいに決まってる。花宮の呪いを薄める効果がある。
ここからは、伏線回収パートです。呪いの正体が、『かわいいと認識したら強まる呪い』ということが分かります。
勇者に露骨にかわいいと連呼させたのは、呪いの進行が明らかに早い人物を作って、気が付いてもらうためです。
作中の短い時間でそれに気が付いたガベルは天才ですね。
↓読んでくれた人の疑問に答えるコーナー
Q.魔王が巻物を取り出す前の魔力の貯めは何?
A.普通に攻撃準備。
Q.何故弓使いのアリアルが短刀を持っていたのか?
A.敵に距離を詰められた時のため(という口実の、暗殺用の超強い短刀)
実際、勇者パーティーのタンクであるガベルを背後から鎧ごと貫いているので、相当質の良いものだということが分かります。
Q.アリアルが○○ッス口調系ヒロインなことに意味はありますか?癖ですか?
A.八割は癖。二割は、○○ッス口調系ヒロインは裏切らなさそうで、短い文章でも読者の信頼を勝ち取ってくれそうだから。
Q.アリアルはかわいいですか?
A.はい。後輩的な感じでかわいいです。
Q.魔王はなんでTSの呪いなんて変なものを持っていたの?
A.いつどこで手に入れたかというのは分かりません。どこかで使えるかもしれないアイテムを、魔王が何となく懐にしまっていただけです。そこに深い意味は無いというか、そこまで作り込むパワーがありません。私の力不足です。
Q.何故ネックレスを付けていたアリアルが呪いの効果を受けてるの?
A.ネックレスは呪いを無効化するものではなく軽減させるものなので、単純に呪いが強すぎて一部貫通しました。
Q.呪いの細かいところが結局分からない。詳しく教えてくれ!
A.この呪い(魅了)は、能力の強まり方がふたつがあります。見る人個人に呪いの初期値的なものが存在していて、その数値が「かわいい」と思う度に上昇する……という強まり方と、その初期値が時間経過でどんどん大きくなっていく強まり方です。
初期値というのは、まあほぼ可愛さです。時間経過で、どんどん可愛くなります。TRPGでいう、APP(容姿の能力値)が上昇するイメージですね。
つまり、呪いは基本的に時間経過で進んでいくけど、「かわいい」と思うことによる個人差があるから、勇者とガベルに差が出た、ということ。
時間経過による影響にも個人差があります。普通の一般市民と、ガベルの差が分かりやすい。呪いへの耐性だったり、女性のかわいさへの耐性が高かったりすると、呪いの初期値が低くなったり、「かわいい」と思うことによる上昇量が小さくなったりする。
今回のガベルは花宮貞吉の元の姿を知っていて、本人の中でその印象が強いので、初期値や上昇量に影響が出た……ということです。
前者の呪いへの耐性は、アリアルのネックレスですね。これはシンプルな状態異常への耐性です。
Q.勇者の名前が明かされていないのはなぜですか?
A.名無しの勇者ってかっこよくね?
Q.勇者が女性なのはなぜですか?
A.気分。あとは、かわいい!って花宮貞吉をめでる勇者が女性だった方が、読者が邪な感情を覚えずに、素直にかわいいって思ってくれちゃいそうだからです。
Q.勇者ってかわいい?
A.はい。
Q.魔王に貫かれた花宮貞吉の腹を一瞬で治すって、勇者の回復力イカれてない?
A.だから勇者なんですよ。
Q.その力があるのに、なぜ勇者は死んでしまったの?
A.花宮貞吉の回復に全力を尽くしたからです。もし自分が生き残れても、呪いの影響を受けすぎていたので、結局花宮貞吉の邪魔になってしまった……かもしれない。
Q.ガベルが呪いの正体に気が付いたきっかけは?
A.自分自身の感覚と、勇者の行動が少し変なこと、周囲からの視線……色々な要素を組み合わせて導いた結果なので、きっかけの一つだと言えるものは沢山あります。
Q.ガベルはイメケンですか?
A.少し老けてるけど、まあまあイケメンです。
Q.ラストの怒涛の伏線回収と、ガベルのセリフを使うところは痺れた。どうやって思いついた?
A.読み直し、書き直しをしている最中に作ったギャグシーンが、何だかそれっぽいセリフになったので、使ってみたらアッツいシーンになってしまった。
Q.キャッチコピーがかなり印象的だけど、どうやって考えた?
A.まず本文を書いたあと、良さそうなシーンをキャッチコピーにして、それを本文に入れ直す。そうすると、キャッチコピーがクソアツいシーンで再登場という展開を作れます。




