【2】スポーンしたのはいいもののここは何も無い荒野でした
頑張って長文にしました……
神の恩恵を受けた俺はまた眠りにつかされた。
数時間後……
「・・・ん〜ここ何処だよ……?」
俺が今居るところには何も無いただの山岳地帯。
ラノベ的な展開を期待した俺はしばらく待って見る事にした。
またまた数時間後……
「あ〜誰も来ねぇ……テンプレ的な展開を期待した俺が馬鹿だった 」
ブツブツと独り言を呟いていると少女から話しかけられた。
「✕✕✕✕✕✕✕?」「✕✕✕✕✕✕✕」 なんとテンプレな事でしょう何言ってるか全く分からないじゃありませんか……
「あ〜何言ってんだこいつ」
取り敢えずついて行ってみるか。
しばらく歩いた所に小さな洞窟が見えた
洞窟の中はじめじめと湿っぽくて、とても陰気だ。
俺の思考は入るんじゃなかったという少しの後悔と、この洞窟という場所への好奇心とで半々の心情で占拠されている。
取り敢えず何言ってるのか分からないと始まらないから……
『システムコマンド コール トゥー ゴッド』
「お呼びですか マスター?」
なんかこの前と態度が違う気が……まぁいいか。
「女神様よ言語理解を俺に授けてくれ」
女神は内心なんと生意気なガキでしょう。と思ったが、グッと堪え平然を装ったはずだ。
「お望みのままに マスター ……
これで現地の言語も理解出来るはずです」
『神の恩恵を授ける』
俺に神の(管理者)の力(権限)によって言語理解の能力を新たに手に入れたのだが……
なんということでしょう、このスキルが習得出来るまでになんと1週間も掛かるではありませんか……
「っち あのクソ管理者め…… 次会った時にはぜってぇ〆めてやらぁ 」
などと俺がボヤいていると、また少女が何か言っている。
「✕✕✕✕✕✕✕✕?✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕。」「✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕。」
・・・・・・。
やっぱりまだなんて言っているのか全くわからん。
数時間後……
お腹が空いてきたので狩りをしようと思ったのだが、ここは何も無い荒野でした。
なので食料はなにもありません。
「困ったな……そんな都合よく食べれそうなモンスターやって……やって……」
俺がそう呟いていると、
ドゴーンというドデカい爆発音と地面が揺れる程の雄叫びが聞こえてきた。
「Gaoooooooo! Gaooooooooo!」
「あ、やって来たわ よっしゃあ 取り敢えず、殺りますか」
なんとこの雄叫びの主は体長15m位の巨大なワイバーンじゃありませんか……
この時ワイバーンはこんなヒョロガリに負けるわけないと思っていたのだが……
脳内でけたたましくコイツは危険だという信号が流れている。
脳内で流れて居なくてもその信号は現実のものとなった。
なんと上空約3000mを飛んでいたというのに軽くあの人間はワイバーンの頭上にまで来ていてさらにかかと落としの姿勢になってるじゃありませんか……
「Gaooooo!Gaoooo? グェッ」
まずいと思って回避しようとしたが間に合わず1発で地面に落とされてしまった。
「よ〜し 取り敢えず しばらく分の肉ゲット〜 取り敢えず五月蝿かったし地面に落として見たら案外雑魚かったのな」
いや違う。
俺がチートなだけだ。
「えっと 俺って魔法使えたんだっけか……」
あ、(察し)
「よし コイツ捌いて食って寝よう」
俺はこの時少女が洞窟にいることをすっかり忘れていた。
数分後
ひとまずこのデカブツを一通り捌いた。残った分は天井に吊るし乾燥させ何時でも食べられる非常食にした。
「しばらくは食料に困らなさそうだな」
そんな事を考えていたら
「あ、あの……✕✕✕✕✕✕✕?」
「なら ✕✕✕✕✕✕✕✕です。」
なんということでしょう少し言語がわかり始めたではありませんか。
「取り敢えず寝るか」
スポーンして初日が終わった。
これでもまだ短いかもしれませんが頑張って投稿します!(*^^*)




