第152話 今年の種は今から蒔く、おれごんはいつだって麦
今年って6月ありましたっけ? なかったような気が。雨が降らなかったせいか、印象が薄くて。7月も光の速さで過ぎて。
今って何月ですっけ? いつ涼しくなるんでしょうね。明日?
そんな世捨て人でも、おれごんは書いておりました。今年度のスタートから4ヶ月で1作を完成させました。
おれごんの1年間は年度です。まだ8ヶ月も残ってる。その間にロボ、あるいはまだ見ぬ新作を仕上げるのは。
————可能。
それで昨年発表ゼロとしてしまい、1年1作の誓いを未達としてしまった負債を取り戻そうという算段。果たして?
仮にその期間で本当に完成するのだとして、そのときに並走するこのエッセイは短いものとなるでしょうね。逆に今回は長大が過ぎる。
よって決めました。
この場所は一度戸締りをして、次のエッセイに移行したいと思います。きちんとひとつは完成させましたからね。提出もした。当落については次のエッセイで。
苦しみましたねえ第5作は。まさかまさかの1年と半年。このエッセイも1年半。あなたもわたしも1年半。こんなしょうもないエッセイにずっとお付き合いいただいて。誠にありがとうございました。
祝杯はなくともせめてねぎらいの乾杯くらいはしたいほど。本心です。
ちらと読み返してみましたが初期は怨嗟が過ぎる。いま現在がきれいなジャイアンに思えるくらいには黒い。
まあ、今だってぜんぜん安楽じゃないですし、むしろあの頃よりも状況は悪化しているんですけども。それでもどっこい生きているってことですよ。おれごんも麦ってことです。
今年はなんとか実をつけました。栄養のないカスカスの大地で、降らない雨を待たず、2個あるデロイアの太陽に照らされても、昨年の飢饉からなんとか復帰する実りを得ました。土が生きている、今が種の蒔きどき。今年の種は今から蒔く。
さあて、次はなにを書きましょうか。




