登場人物・用語 7
▲テュフォエウス
東京を一瞬にして壊滅させた最悪の大怪獣。
元は五十嵐が召喚した眷属怪獣であり、2対の青白い複眼、両肩や背中から生やした無数の結晶、翼のないドラゴン如きマッシブな身体という特徴を有していた。
それがヒメ達との戦闘中において変異。両肩の結晶は蛇のようにねじれ、尻尾が長大に。
さらに灰色の体色が濃くなり、各部も刺々しくも禍々しくなるという、ギリシャ神話の巨神の名に相応しい姿になった。
こうなった原因は、五十嵐が捕食したバハムートの力が眷属怪獣に流れこんでいき、その力が眷属怪獣の身体を乗っ取った結果だとされている。
この状態のテュフォエウスは眷属でもない確固たる存在であり、言わばバハムートの負の力が具現化した存在とも言える(故に五十嵐がマッチポンプ目的でテュフォエウスを倒そうとすれば、主だと認識されず返り討ちに遭っていた可能性が非常に高い)。
その力自身が飽く事のない破壊を繰り返している状態であり、知性はなく原始的な本能しか持っていない。
理性なく暴れ回り、たとえ世界が滅びようともやめる事はないとされている。
この姿になった事で、口からの金色の光線は尻尾の先端からも放てるようになった。
また両肩の結晶から放電して火球を形成し、周囲へとばらまくように放つ事が可能。