前へ目次 次へ 49/50 「誇張された1月」 加速する世界、肉まんが妙に旨くて 些細な隙を許すならば仕留められるくらい 1月の空気は殺伐としていて 冷めた目が見下すかのようにこちらを向くんだ 次の世界に組み込まれ始め 来たる春のために潜んだ 窓の外は昨日より薄暗く思えた その時点で、俺は既に間違っていた あそこで騙されていたことも気づかぬまま 1月の空は青が冷たくて 鋭い牙を剥いて確実に傷を与えてくるだろう 流れた血は1月の冷気で凍りつき この体を蝕む 2月が来るなんて思ってもいないよ この世界でも