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アラフォー領主ですが、引退したいので伝説の姫巫女を教育します。  作者: ぽんぬ


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捕縛された男

本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。

平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。

土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。


執務室に戻ると私は、戦闘服に着替える。

戦闘になるかも知れない。


「きな臭いネ。」茜茜がボソリと話す。

「落ち着いているように見えても国内では、火種が燻っているんだよ。これを利用した諸外国との対戦にならないようにだけ気をつけるべきだよ。」過度な忖度はいらないが、争いごとは避けたい。


そのうち上野達が帰ってきた。

捕縛者達の記憶を覗かせてもらおう。


簡易的な留置所へと行く。途中、ヒロとも落ち合った。

「音を解析した結果が、あまりよろしくないわ。と言うか‥。魔法が一切感知出来なかった。」

驚いてヒロの顔を見る。

「モスキート音って知ってるか?」

「若い人には聞こえるけど、歳を取ると聞こえなくなる?みたいなやつ?」確かそんな感じのものだったような。

「そんな感じで、ある一定数の動物には、聞こえるけど人には聞き取りづらい周波数の音に『大永王朝が攻めてくる』と何回も流してるみたいや。」

「それだけであそこまでパニックになるのネ?」茜茜が不思議そうに聞く。

「音の方が補助でスマホの方がメインのような気がするわ。それは、機械が詳しい職員に任せてる。」ヒロの額には、汗がじわりと滲む。


気がついたら、日が沈み始めている。

また、いつの間にか1日が、過ぎている。

今日は、朝ごはん以外は、紅茶一杯だけだ。

喉が渇いた。


せめて、一杯のお水を私にください。


さほど広くない屋敷の地下に続く廊下を歩く。

地下に進むと元気な声がする。


「俺は、どんな事しても喋らないからな!」

はて、この辺りでは、聞き馴染みのない方言。

私は、静かに留置所の前に行く。


留置所の中には、手錠をされた中年ぐらいの男がいる。

柵越しには真っ白な毛むくじゃらの大男が立っている。サトリだ。

サトリは、私に気がつくとぺこりと頭を下げる。


「櫻子さん、今から覗こうと思っていました。」ボソボソと小さな声で話す。

「なんだ!お前、伊達のバケモノじゃないか!バケモノの癖に領主ってのは、本当なんだな!」男が叫ぶ。


はて?もしかして、一族の者か?


「偉そうにしやがって!また、俺らにバケモノ退治されてビービー泣かしてやろうかぁ?お前は、顔だけはいいからなぁ!お前の初めての時みたいに、もう一回可愛がってもいいぞ!」自分の立場を理解できないのだろうか?

ギリィとヒロが奥歯を噛む音が聞こえた。


「どちら様ですかね?」

とたん、男が愕然とする。

仕方がないだろう。全く知らない。


過去に長老の家に行った時にくだらない絡みをされていたが、奴らの喜びそうな幻影を出していた。

私の里には、私の初めてを奪った奴が大量にいる。

みな、幻影と気が付かず、滑稽に腰を振っていたな。

その間、私は、饅頭を食べていた。

そんなアホのカメムシの顔と名前なんて覚えていない。


「なっそんなこといっても俺は、喋らないぞ!その怪物に手足食べられようがな!」

なんと呆れた。

サトリも知らないのだろう。


血筋だけで、魔術の学習を碌にせず、外宮の人間から霊感商法で金を巻き上げてきた里長達の顔を思い浮かべる。

「サトリやってしまって。」私は、短く命令する。


サトリは、男の頭をガッシと掴むと男の目を見る。

男は、喚いていたが、だんだん大人しくなってきた。


この事件も大詰めです。


ストックがないのに数字の悪魔に取り憑かれたぽんぬは、現実逃避でホラー作品書いてました。

助けて‥。もう、プロットしかないの

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