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クイズ×必殺×占い

《???》



「まさかまたここにくるとはな。」


「そうね、」


資料にあった20人のうち14人は姫の尋問、もとい嘘発見器で潰した。


そして、残りの6人の所に俺は扉を開く。



「ん?やぁ、昨日ぶりだね。探偵部諸君。」



NO.1 クイズ愛好会部長、大久泉だいく・いずみ








「昨日は君達二人にやられてしまったからね。とっておきの3問だったのに。」


「いや、あれはとっておきに入れちゃ駄目だろう。」


「最後の問題とかひねりにひねりを入れたつもりだったんだけどね。」


「捻りすぎて普通に戻ってましたよ。…あのですね。今日は少し質問があってですね。」


「まぁ、こんなに早く会えるとは思ってなかったけど。リベンジさせてもらおうか⁉︎」


「大久先輩、話聞きましょうか⁉︎」


この人思ったより自己中かもしれない。


「では、いくよ。第一問!」



自己中だ!



「3人の三つ子の少年達がいました。彼等はとてもそっくりでやることも話すこともみんな同じ事をします。とても違いなど見つけられません。ですが、3人の中で1人だけ後ろ姿を見ると馬鹿だとわかる子がいます。



1、あきさむ君。


2、いのり君。


3、うつき君。



さて、3人のうち馬鹿は誰でしょう?」



「「卯月!」」


俺と姫は即答した。



「…ごめん。一応クイズだから。…ごめん。」


めちゃくちゃ謝られた。…どうやら違うらしい。


「君たちの話はこのクイズが解けたら聞いてあげるよ。ただし、解答はあと一回だけだよ。」


…やばいな。全然わからん。


「大久先輩、ヒントをください。俺たちあんま時間ないんです。」


「…やれやれ、しょうがないな。じゃあ、うつき君。このクイズの解き方だと彼は《いくつ》になる。」


「はあ?意味がわからない。なんで《うつき》が《いくつ》になるんだ?」


「難しく考えない方がいいよ。これは変換してるだけだから。」


「…変換ね。ちなみに俺は変換するとどうなるんだ?」


「エロになる。」


「嘘だろ⁉︎」


「嘘なし。」


「マジかよ姫!」


ますますわかんねぇ。変換。うつき、卯月、UTUKI、…ああ、なるほど。変換の変換か。



「大久先輩。答えわかりました。」


「あら、ヒントを与えすぎたかな。」


「はい、馬鹿はあきさむ君ですね?」


「正解。しょうがない。それで聞きたいことって何かな?」



俺は意を決して口にする。


「3月14日の夜に傘をさして何処かに出かけました?」


「ん、いや?何処にも行ってないよ?それが何か?」


「…嘘なし。」


「…そっか。いえ、忙しいところありがとうございました。」


そう言って俺たちはこの部室を後にした。








《???》



残り5人。



「そして、次がここか。」


「…どうみても偶然じゃないわね。」


「「圓城はすでにわかってるんじゃないだろうか。」



俺は扉を開ける。



そこは無数の紙が壁の至る所に貼られた部屋。そこに書かれしは、必殺の言霊達。



「き、君たちは⁉︎」


「昨日ぶり。」




ここは必殺技愛好会。



NO.2 轟轟とどろき・ごう


NO.3 春野一樹はるの・いつき


NO.4 月宮伴つきみや・ばん


NO.5 山田麻也やまだ・まや



そして、全員が容疑者だ。




「あら、あなた達も来たの?」



「ああ。」



彼女も昨日会ったな。眼鏡を掛けた三つ編み少女。



「おっす。月宮さん。」



NO.6 月宮円つきみや・まどか






さぁ、犯人はこの中だ。




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