第36話 マフレナの襲撃
いつも、読んでいただきありがとうございます。
ブックマークも増えており、一定のPVもいただき、感謝の極みです。
本当に励みになります。
誤字や、助詞の間違い等ありましたら、ドシドシお待ち申し上げております。
修正する事で、文が良くなるのです。私にとっては、一字千金の価値があります。
よろしくお願いします。
昨日8/10に、冒険者ギルドで「討伐」と出ているものに対し、仁が「討滅」と報告している点について、統一をというご意見をいただきました。
こちらは、あえて差異をもたせて書いております。
冒険者ギルドで求めている討伐は一定個体数です。討ち漏らし可の討伐です。仁が行うのは、討ち漏らしなしの討伐の為、討滅となっております。わかりにくくて申し訳ありません。早急に、討滅報告をした際に、ギルド職員に驚きなどの会話文を追加することで対処致します。
誠に申し訳ありません。
2016/10/13 サブタイトルの話数変更
労働者ギルドでの用件も終わり、労働者ギルドを出た。サクヤに昼食のお誘いを受けたが、先ほどかなり早めの昼食をとった為、断った。そのため、21時以降に、夕食をと誘われる。冒険者ギルドでの、SSランク昇格試験によっては、数日、スリギアをあける可能性を伝え、何事もなければ、今日の21時に迎えに来ると約束して、ギルドを出た。
その出た瞬間を狙われた。剣撃波動が、仁を襲う。後ろにサクヤがいるため、避けるわけにはいかない。とっさに、「岩通」を抜き、波動は上空に流す。
「やるな!少年!なかなか出てこなくて、待ちくたびれたぞ!」
何十時間もいたわけじゃないんだが?
おのれ、サクヤに何かあったら
どうしてくれるつもりだった?
この戦闘狂が!!
許さん!!
「俺の大切な仲間とともに俺を狙ったということは、死ぬ覚悟が出来ているということでいいんだよな?」
「死ぬ覚悟?はっ!殺す覚悟も出来てるぞ!」
「なら、死ね」
仁は、縮地で迫ったが、やはり、縮地で躱された。瞬間移動を使い、背後に回り込む。そこから、双剣流32連撃。
双剣流32連撃の内容は、打撃、斬撃、刺突、唐竹割り、二連打、二連斬、二連刺、空断、残心、三連打、三連斬、三連刺、四連打、四連斬、四連刺、魔刃、星天砕、脳天唐竹割り、十文字斬、双咆哮斬、虎噛斬、朧薙、龍尾斬、兜割り、黄泉路往、粉骨砕身、三枚下斬、無音斬、閃光斬、鬼神堕、爆炎斬、聖刃の順。
双剣流32連撃のあとは、剣撃で、上空に跳ね上げ、運動系スキル「天駆」で、空に上がりながら、武器を神槍・雷霆に変えて双槍流32連撃。
双槍流32連撃の内容は、槍払い、槍突き、異常堕槍、星屑突、疾風槍、疾風龍突、空旋地走、星雲槍撃、堆壕槍、螺旋槍撃、粉塵飛散、血縞槍撃、光弾槍、無価値槍撃、幻想覚醒、百花乱舞を2巡。
しまったな
常時発動で「手加減」が
発動してたか
虫の息で横たわるマフレナを見下す。首を切り落とせば、手加減も意味をなさない。武器を「岩通」に戻し、マフレナの首に、刀を添えた。
「そこまでです!ジン君」
「ギルマスか。こいつは、俺の大切な仲間ごと殺す勢いで、剣撃を放った。生かしちゃおけね〜よ」
「ダメです。ジン君。確かに冒険者でない者に剣撃を向けてはいけないが、その子には、冒険者ギルドで、罰を与えます。手を引いてください」
「いや、こいつを殺すと決めた瞬間から、スリギア冒険者ギルドは敵だ。敵の言葉は受けね〜よ」
「やめましょう、ジン君。我々は敵にはなりません。その子は、こちらで、必ず罰を与えますから、何卒、お願いします。同郷のよしみです」
「ちっ、回復はそっちに任す。それとSSランク昇格の件は後日」
「SSランク昇格は、確定です。昨日の試験依頼ですが、こちらの不備で、「オーガジェネラルの調査」を「オーガジェネラルの討伐」としてしまいました。昨日、調査及び討伐されたことで、SSランク昇格とします」
「分かった。こいつはどんな処罰になる?冒険者ギルド除名だけか?奴隷落ちはつくか?」
「奴隷落ちは付きます。犯罪奴隷です」
おっと
こいつが二度と剣を握れねーように
しないとな
『それは勘弁してくださいませんか?ジンさん』
シヴァ?!
初めてじゃねーか?
『あ、うん。初めてですね』
どーした?
ダメなのか?
『加護欄見てもらえますか?』
お?武神の加護?!
陽斗以外で初めて見た
気に入ってるのか?
『はい。すいません』
まぢか〜
このまま、ちょっと待ってくれるかシヴァ
『はい』
「ギルマス。処罰はいらねー」
『「え?」』
「回復もこっちでするわ。オールヒール」
「プハッ、死ぬかと思った!あ、少年。ごめんなさい。許してください」
マフレナは綺麗な土下座で謝ってきた。
「いいよ。でもな。俺に剣撃を向けるのは構わないが、仲間にはやめてくれるか」
「はい。すいませんでした〜。それで、その、私の処罰は、奴隷落ちでしょうか?」
「落ちたいなら、落とすけれども、そうじゃねーなら、いいや」
「なんでです?」
「マフレナさん、お前に加護を与えられてる神様な。俺にも加護と、うちのメンバーにも加護をくれてるんだが、その神様から頼まれた。お前が剣を握れないようにはしないでくれってな」
「え?え?え?えええ?本当に?!」
「信じないなら、召喚しようか?この世界の神より上位神だから、敬えよ」
「待って、待って下さい。私の加護の神様って、上位神なの?」
「すべての星々の神々の上位5柱に入る」
「そんな凄い神に加護もらってたの私?」
「そうだな。俺以外だと、仲間で召喚勇者の一人とあんたしか知らないな」
「世界に3人だけって可能性があるの?」
「それは違うんじゃねーか?世界十傑にもあったっていうからね」
まぁ、自分だけど
「まぢで?!」
「ちょっといいか?ジン君」
「なんだい?ギルマス」
「ジン君は、神様と話せるの?」
「内緒にしてな」
「勿論、それで?」
「加護をくれてる45柱とは話せるよ」
「45?!加護が45あるの?」
「それも内緒にしてな」
「あ、ごめん。生まれた時から、なわけないか。召喚された時?」
「前に話した練習中に、徐々に増えた」
「なるほどねー。除名はなしでいいんだよね」
「仕方ねーだろ。神に頼まれたらな。こいつが、奴隷落ちしたいってんなら、俺の奴隷にするけども。戦闘奴隷とかで。犯罪奴隷は、さすがに、冒険者ギルドにいられないだろう?」
「だね〜」
「さて、マフレナさん。どうするよ?奴隷落ちするかい?」
「はい。ジン様の奴隷にしてください」
あー、
近くにいたからな
親愛度と忠誠度が100になってるな
「だってさ、ギルマス。戦闘奴隷にするわ」
「あ、あのジン様」
「なんだい?」
「出来れば、性奴隷にしてください」
「却下」
「はぅぅぅ」
「分かった。奴隷館でするかい?」
「まぁ、そんなとこかな。一旦奴隷館に行ってくるわ。それから、また、ギルドに行くから、そこで、SSSランクについて聞こうか。一応、ポイントはあるんで、消化しといて」
「分かった」
これでいいか?
シヴァ?
『本当にありがとうございます。これはお礼です』
何?
マフレナ剣神の弟子になってるな
『はい』
いや、別に剣聖のままでも
良かったのよ?
『けじめです』
シヴァもソピアーと一緒で真面目なのな
ま、いっか
マフレナを連れて、奴隷館「コラデガッ」に向かうふりをして、ちょっと人気の少ない脇道にはいり、気配・音声遮断結界を張った。
「マフレナ。いまから、奴隷契約をするからな」
「え?奴隷館じゃなくて?」
「俺のスキルで出来る。ギルマスに言ったのは、偽装のためだ」
「マスター、凄いです。契約スキルも使えるなんて」
「それと、お前の称号が、変わってる。剣聖ではなくなってるからな」
「本当だ。剣神の弟子?!もしかして、マスターは、剣神なのですか?」
「そうだな。詳しくは言えないが、1000連勝したら着くやつだな」
「え?剣神を殺さずになるためのあれですか?本当にいたとは。そして、そんな人に挑んだとはgkbr」
「それと、性奴隷の却下はな。うちに性奴隷は迎えられんのだ。だから、希望には添えないんだが、罰として罪人の証をつけてやってもいいぞ?」
「罪人の証?」
「この国では性への魔道具って言うんだっけ?国によっては、姦通の腰具とか呼ぶ、アレだ」
「アレって、凄い魔力を消費するんじゃないんですかね?」
「1分間に500だったかな?でもな、俺は1分間に48521634以上回復するから、気にならん」
「ほえ?なんです、それ?」
「誰にも言うなよ。俺とお前と眷属しか知らん情報だ」
「勿論です」
「俺のステータスは、それぞれ10桁ある。そのうち、魔力はスキルの効果で1分間に2%回復する。さっきの数値は回復量だ」
「はややや!そんな人に挑んだの私gkbr」
「そうだな。どうするよ。別に魔力を込めなくていいぞ。つけてるだけで」
「あ、罪人の証ですね。つけます!起動も希望します」
「ナスターシャ!」
「あいあい〜〜」
「妖精?!」
「こいつは俺の眷属、精霊王ナスターシャ」
「ほわわぁぁぁあ!なんて人に挑んだの私gkbr」
「ナスターシャ。アレを付けてくれって、希望者だ。ちなみに、俺の戦闘奴隷にするから、間違うなよ」
「あい。最強設定でいいんですね」
「違うわ!一発で理性が吹っ飛ぶわ!そんなのどうやって戦闘奴隷に出来るか。微弱設定だよ。間違うなよ」
「あいあい、ちぇー、お堅いなぁ」
「聞こえてるぞ」
「あいあい〜〜。あれ?この子、処女だったみたいですね。気絶しました。まだ、起動させてないのに」
「あー、マフレナごめん。ナスターシャ、こいつにアレは無しだ。外しとけ」
「あいあい〜〜」
マフレナが気絶している間に、奴隷契約完了。ナスターシャに、マフレナを屋敷に連れ帰ってもらった。