ヒロ、本当の目的ができる、
このへんから、やっとこさ、本格的な旅に入ります!
「はい、着きましたよ、マナさん、あそこが、私の家です。」
「へぇ〜なんか変な趣味してるねぇーこういうのワタシ、好きよ」
「さっさと入って、やろうぜ、二人共、」
「へぇ!?こんな薄暗そうな部屋に、女の子二人連れ込んで!一体何をする気なのっ?ヒロ君!?」
「何もしねーわっ!!マナさんあんた、俺をイジんのやめてくんないっ!?」
「嫌よ、だって面白いもの」
正に理不尽だ。
すると、俺たちが扉を開けるよりも早く、扉の方が開いた。
そこから、あの、ファンキーなチャラ爺が出てきた、チャラ爺は、少々驚いた様子だったが、すぐに落ち着きを取り返し、全てを理解したようだった。
本当この人の理解力欲しいわ、
「できたぞっ!」
その声が部屋中に響き渡った、俺達は、その声の元にハエのように集まった、そして、集まったのを確認すると、チャラ爺は口を開いた。
「今、アタールが、完成した、これから、占いに入る。」
そう言い、棚から水晶を持ってきた、そして、チャラ爺はチャラ爺ではなくなった。
言うなれば、真面爺とでも呼ぼうか、
真面爺と化したチャラ爺は、何かぶつぶつと唱え、水晶に向かって、何かを送り始めた。
数秒後、真面爺から、大きな声が、発せられた。
「でたぞっ!こいつだっ!こいつが、この世界を滅ぼそうとしている奴だっ!ってまて、これは、こいつは、〈魔王〉だっ!」
「え?魔王っ!?そんなのいるのか!?」
「いますよ、でも、魔王は、名前こそ、悪そうですが、魔界を代表する素晴らしいリーダーのはずじゃ!?」
「あぁ、しかし、アタールを使っているんだし、占いは、合っているはずだから、とにかく、魔王に会わなくては、始まらないよね、」
へぇ〜この世界には、魔王とかいるんだ、でも、
「なぁ、あんたらの話で聞いたら、魔王って魔界にいるんだよな?」
「はい、そうです。」
「行き方分かるの?」
「いいえ、分かりません」
だろうな、もう、読めたわ!
「でも、マナさん、さっきからずっと何も言ってないが、どうかしたか?」
「タイミングを伺ってます」
「タイミング?何のことだ?」
「貴方達は本当にラッキーよ、やはり、ワタシを仲間にして正解だった、と言ったところかしら、ワタシ、知ってるわ、魔界の行き方」
マジすか、何て都合のいい事でしょう。
「じゃ、早速行こうぜ!」
「残念だけど、それは不可能ってやつよ、舐めてるのかしら。魔王に会うには、森、砂漠、荒野、その、三つの場所にある鍵の欠片が必要よ、そう簡単には魔界へはいけないわよ。」
オーマイゴッド、超メンドクセェ、やる気失せてきた、おっといかん、煩悩を追い出して、俺達はとりあえず、魔王に会うために、この辺りから、一番近い、森に行く事にした 。
っていうのは、翌日だ、流石に疲れたので、1日休んだ。
魔王か、すんごいありきたりだけど、本当に魔王が、せかいを滅ぼそうとしているのだろうか?なんか、違う気がする、そんな、不安が、頭をよぎったが、ついに、出発の日の陽が昇る。
次回は、明日の6〜8時までには、出すともいます。是非読んでいただきたいです