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「お前さぁ」
いきなり話しかけられ、私の返事はどもってしまう。
「はっ、はい!?」
「お前さ、もう起きても平気なわけ?」
「え?」
「あ、そうそう。君、身体中火傷とスリ傷だらけで最初に見た時、死んでるかと思ったんだよ?」
「はあ……」
身体中……。
身に付けていた防空頭巾や服は何処へやら。私はピンクの花の絵があしらわれた、白い浴衣を身にまとい、手足には包帯頬には傷隠し(リバテープ)がペッタリと貼られていた。
「なかなか目が覚めないし、心配してたんだ」
と、茶色髪の人が優しく微笑みかけてくれる。
綺麗な顔……。
私、不本意ながらその微笑みにみとれてしまいました。
だって本当に美形なんだもの! 男にも女にも見える(と言ったら失礼かしら?)中性的な顔立ち。聞き惚れてしまいそうな高く透き通った声。
たぶん世の女性が、必ずみとれるに違いない程の美少年なんだから。
「あ、そうだ!」
思い出した! と言う様に、拳で掌を叩く。
「僕は神宮 秋都。ヨロシクね」
「あ、えと……私は友野江 神楽と言います。よろしくお願いします」




