クリア後のお楽しみ①
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『エクスカリバーエクストラ』
マナを集結させた5本の巨大な剣で攻撃する。剣は自由に操作可能。トグル式。クラスとジョブがウィザード、ナイトのみ使用可能。また、〈セイブザセイバー〉〈マナソード〉〈エクスカリバー〉を覚えていないと発動しない。
MPが0のとき、威力が爆発的に跳ね上がる。魔王に良く効く。
モーションとかエフェクトはしーちゃんが考えてくれたけど、名前と説明文はレビンが考えたよー。
しーちゃーーん!ゆっきーーー!プレイヤーさんも!魔王に勝ったよーやったぁーーーーー!!!!わーーいあははははは!!
ぐすっ、あーなんか涙出てきちゃった。今まで生きてきて、ガチで一番ハッピーだわ。ありがとうみんな!ありがとうリンクルーツ!!
んお、画面が切り替わった。いいかんじの曲とスタッフロールが流れてきて…エンディングですね…
「終わった」
「ん?ナマエさん?あ、声はふつうに聞こえるんですね」
「ニャ。なーこれ飛ばせないの?」
「えーせっかくなんでちゃんと見ましょうよ。スタッフロール見ない人?」
「見ない見ない。全然興味ないニャ。え、見るヒト?」
「見るでしょ、この余韻を含めて作品なんですから。今ボクめっちゃ感動してますよ。はあー楽しかったな〜。しーちゃんいますか?」
「いるよ」
「しーちゃんはスタッフロール見る派?」
「…曲とか、映像が良かったら 見る」
「なるほどー、あ、NGシーンとかあると楽しいですよね。あとゲームでいうとシューティングゲームが始まるスタッフロールもありますよね、あぁゆのすき。え靱負さんは?」
「…」
「いやいや見えてないんで。しゃべらないと伝わんないですよ」
「…」コツッ
「『見る』ってw」
「マイク1回こつんでイエスってことですか…あ、見るんですね、いっしょだ」
なーんて雑談してたらスタッフロール終わっちゃった…
いや、これで終わりなわけないでしょ。
はっ、どこここ?
いつものプレイヤー視点に戻ってきたよ。真っ白い空間。みんないるね。
きたきたークリア後のお楽しみ!これを待ってたんですよ。
あ、なんかある。ちょっと離れたところに真っ黒い球状のなにかが空中でとどまってるよ。なんていったらいいんだろ、流体のような固体のような…ふよふよぷるぷるしてる不思議な物体だ。
「お疲れ様です」
「お、お疲れ様ですww」
しゃべった。第一声それ?
「これにてひとまずゲームクリアとなります。いかがでしたか?お楽しみいただけましたでしょうか?」
「もうめっっっちゃ楽しかったです!最高でした!!」
「そうですか、そのようにおっしゃっていただけますと、喜びも一入です。
さて、ここからが本題なのですが…
とその前に皆様お時間の方はよろしいでしょうか?夜も更けて参りましたし、後日改めてということも…」
「いや気になりすぎるニャww ムリムリ、ここまで来たらいま話すニャ全部」
「そうですね、ボクもできればお話聞きたいですけど、ふたりは大丈夫?」
しーちゃんも靱負さんもうなずく。大丈夫みたい。
「承知しました。では順を追ってお話し致します。
今後の展開なのですが、主を失った魔族は散り散りになり、あるいは虐殺されるでしょう。そうしてこの世界は人間方の天下となります」
「やっぱり…」
「で?結局オイラ達はどうなるニャ?」
「はい、この魔王城と共に永き眠りにつきます」
「え、死ぬの…?」
「端的に申しますと、そうなるかと」
わぁ…浮かばれねぇ…
「そこで、ご提案と申しましょうか、寧ろお願いしたき事があるのですが…
皆様を新たな魔王としてお迎えしたいと存じます。もし、お引き受けくださるのであれば」
「え!やります魔王!!」
「早い早いww 話最後まで聞くニャw」
「ありがとう存じます。先にデメリットからご説明致しますので良くお聞きくださいませ。
魔王になるということは、人間をやめるという事になります。マナや食物エネルギーによる生命維持という概念はなくなり、コアが破壊されない限り死ぬ事のない肉体に作り変わります」
「デメリット?いいことじゃんw」
「そしてなにより、人間から襲われるようになります。皆様を英雄と崇める者はいなくなり、かつて味方であった者から刃を向けられるのです。そのお覚悟はおありでしょうか?」
「ギャハハハハハwwww あーそれはタイヘンニャwww」
ありゃ、案内役さんフリーズしちゃってる。まあリアクション困りますよね…
「えっと、大丈夫です。もうとっくに人類から敵視されてまして、慣れてるんでね。おかまいなく。
覚悟、できてますよ。魔王になります」
「なんと…願ってもない事でございます」
「やれやれ、さっき旧魔王に『魔王軍に入れ』って言われてノーって言ってたヤツが急に手のひらクルーしてんのはどうかと思うニャw」
「なに言ってんすかナマエさん、魔王に屈服して手先になるのと、魔王を倒してその座を奪うのとは全然違うでしょ。てか魔王になる以外の選択肢ってなくないですか?あ、いちおぅ魔王になったときのメリットも聞かせてもらっていいです?」
「はい、メリットですね。まず、魔王を担ってくださいますれば今すぐ魔王城と共に封印されることはなくなります。いささか変化はございますが、皆様は引き続きこの世界で生きていけるのです。
そして更に、冒険者初の魔王就任記念と致しまして、皆様お一人ずつに1000万円を贈呈致します」
「いっ!?急に生々しぃっ!!え!やります魔王!ってかそれを先に言いましょうよ!!」
「ニャハハハハww」
「ナマエさんもやりますよね、魔王」
「ん?んー、ホントは素直にやるって言いたくないけど」
「じゃあやらないでくださいお疲れさまでした」
「やるやるww 賞金とかは別にどうでもいいけど、魔王になるのはオモロそうニャw」
「わーい決まりですね。ナマエさんなら絶対やるって思ってました。
しーちゃんと靱負さんはどうしますか?あのぉーわがままかもだけど…できれば、またいっしょに遊びたいなー…だめ?お願いっ」
「魔王」こく
「靱負さんいいの!?やったーうれしーー!」
「もちろん、やる。あの子に魔王になってもらいたかったの…」
「それー!シードルおばあちゃんぜったい魔王似合う〜。てか前から思ってましたけどみんな勇者っていうより魔王づらしてますよね。あ、ボクは違うけど」
「魔王面w 否定できないニャww」
「よかったーこれでまたみんなと遊べる〜、あははっ。プレイアブル魔王爆誕ですね!ああー楽しみ〜!」
「なーところで、賞金って非課税かニャ?」
「いえ、課税対象です」
「ちぇっ」
つづく




