ボッチパーティー

『魔王を倒すことなんて誰も望んでないし、世界が平和になることなんて誰も願ってないニャ』


好きなキャラになれて、自由に遊べて現実世界のお金も稼げちゃう＂異世界転職ゲーム＂『リンクルーツ』の世界で、ボッチな人たちがパーティーを組むお話。


【主な登場人物】
◎レビン…魔法剣士の少年。中身は女性。性格は良くいえば真面目で素直だが、悪くいえば頑固でマジレス蛮族。そのせいで友達がいない空気読めない系ボッチ。最初はただの新人だったが、周りの人の力を借りて着実に力をつけていき、今では上級者と肩を並べるほどになった。ツッコミ担当。
この物語はレビン視点で語られています。

◎NAMaE(ナマエ)…ボケ担当の白ネコの獣人。クラスはモンク。性格は天邪鬼で気まぐれ、ひとを食ったよう。場の空気はわざとぶち壊すスタイル。誰彼構わずおちょくって下品に嘲笑う唯我独尊系ボッチ。しかしトッププレイヤーの中でも屈指の強さを持つ。いつも適当に思いつきで行動しているように見えるが、なにか大いなる目的があるらしい…

◎靱負(ゆきえ)…飛び道具を扱うのが得意なアサシンで、見た目はありふれたイケメン。典型的量産型主人公顔。だが何を言われても無反応な虚無の塊。意思疎通不能系ボッチ。昔は有名な武器職人だったがあまりにも人気が加熱しすぎてファンが暴徒化し、全てを投げ出して一度は退会していた。モブ担当。じつは裏ボス説。

◎シードル…童話に出てくるような恐ろしい魔女。暗い森の中で独りで暮らしている人間嫌い系ボッチ。土でできた人形を操って攻撃し、相手を石に変え、またそれを操る。魔女の姿はスキルで創作した着ぐるみで、中身はハーフリング(小人族)の女性。着ぐるみを着ているときは気難しい性格だが、脱ぐと恥ずかしがり屋になる。癒し担当。