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歌奏和伝  作者: 自由のメガネ
変貌の秋
59/65

ー伍拾弐ー「岩船 其の参」

現実忙しい。

エタらないようにはしたいけれど、二ヶ月で投稿も場合によっては達成できないかも。

執筆速度が遅いのが問題。


今回は割と、グロ注意だと思います。

でも文章力はないからそんなには感じられない。


あと空白多め。

ノーサイド


「十二分だ…じゃあ白夜、手筈通り頼むよ」


「夜明もな」


 顔を突き合わせて、白夜が歌意を解く。

そして、二人揃って茂みを出る。





 友、蝉、白菊が岩船を狙い、細い石柱を相手にする。

其の合間を縫うように爆発を引き起こす玉梓を狙って、太い石柱の一本が伸びる。


玉梓を狙った攻撃は此の他にもあったが、どれも避ける、壊すでいなしてきた。


だが其れで都合が悪かったのは白夜。

玉梓の隣を駆け抜けると歌を詠う。

白夜の歌は、詠い直す必要が本来無いが、万が一にも相手に気付かれてしまえば効果が消えるもの。だから念には念を。手応えが一切感じられないのも考え物だ。


「『鵲の 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける』」


詠い直した歌で、操作したい内容を変更する。

標的は無論、岩船。


おら!こっちを見ろ!

其の意志を込めて、自分という存在がいた事を思い出させる。其の印象を相手の中で膨らませ、玉梓に向けられた思考を自分に向けさせる。


 先程歌を使った時は、夜明の印象を消す為。思考の底に落としたものを引き上げるよりは、自分の印象の操作はしていないので効果が薄い可能性もあるが、此の場で最初に至近距離で顔を合わせた事が色濃ければ。






 結果は白夜の目論見通り、石柱は進路を変えて白夜を襲ってきた。

白夜が跳び上がると、石柱は白夜の下を通り過ぎる。

白夜が上に足をつけると、後ろに持っていかれそうになるのをぐっと堪えて、前に走る。

後ろから影が差したのが、自分が今乗っている石柱がリターンしたのだと分かった。


振り返らずとも分かる。白夜の背後で爆発、煙。

白夜は其れを利用して、前へと飛び上がった。






 其の間に、夜明が玉梓の元に辿り着いた。

玉梓に石柱が向かった場合、玉梓は良いにしても夜明が巻き込まれる可能性があった。

つくづく、夜明は何も言えなくない気持ちになる。


「日暮君、何か考えついたのかい?」


玉梓は緩やかに夜明へ問う。

全く焦っている様子も無い。


「はい。其れで、初雁さんにも手伝って貰いたく…」


「勿論、私に出来ることなら幾らでも」


爽やかに引き受ける玉梓。

夜明は、玉梓が一人でも如何にか出来たような気がした。








 友が複数の細い石柱を逃れ、後ろに三度跳ぶと、上の方で立ち昇る煙の中から白夜が飛び出した。

白夜が前線に合流した事は、友の表情を明るくする。

友から見て、白夜は何かを握っているのだと見てとれた。


「白夜!夜明は!」


「今、初雁さんと話している筈だ。それと、今からやって欲しい事を話す」


大声で話さなくて良い様に、耳に口を寄せて必要な事だけを話す。

合点のいった友が岩船に走っていく。

此処からは自分の印象を強めるメリットは無い。見送った白夜は、再度自分の歌の内容を変更し、また別の所へ走った。







 白夜から分かれた友は、蝉と合流する。


「白夜からは何て言われたっすか?」


「準備は整った。岩船から余裕を無くせ。です!」


「今迄道理っすね。しかしながら、石柱を壁にしてにやにやしている奴から余裕を奪えって簡単に言うっすね。やってやるっすけど!」


向かってきた二本の細い石柱を、友が針刀の柄で弾き、蝉が触れて砕く。

砕いた石柱が続けて行動を起こす前に、友は踏みつけて岩船に迫る。


前方斜め上から針刀を構えた友だが、四本の石柱に阻まれた。…針刀を折られたくなかったので、阻まれると分かった時点で軌道を逸らして、石柱と当たったのは友の拳だった。


其の石柱の半分が拳の向こうから消える。蝉が根っこから破壊して、地面に捨てた。

上を見ていたところを蝉に視線を落とそうとした岩船の後頭部をガツンと。蹴られたのだと分かった。今、背後の地面に着地した友に。


大した威力ではなかったが、上半身が前に倒れる。折られた石柱が幸いに頭をぶつけなかったが、咄嗟に出た手が腹の前の拳を防いだ。


「…石柱の向こうに隠れてばかりのなよなよしい奴かと思ってたっすけど、思ったより力があるんすね」


 知らぬ内に、残っていた石柱の内一本折られていたようだ。

振り下ろされた石柱を折り、岩船との間を遮ろうとする石柱、蝉に向けられる石柱を裁きながら、空いた手で岩船に向ける。

岩船は自分の手で弾き、反撃する。

蝉は其れをひらりと避け、二本向かってきた石柱を受けとめる。手の中で崩れ落ち、手の中からさらさら砂が地面に落ちた。

振り上げた足は岩船に当たらず、其の後ろの石柱に触れた。


「…俺、お前の歌が嫌いだ」


「へぇ、そう言って貰えると嬉しいっすよ」


 目の前の奴に石柱を増やして伸ばそうとするが、其れはもう一人…友に弾かれる。弾かれるだけなので、直ぐに引き戻すが、其の時間も惜しいものだ。

合間の時間を蝉は思う存分に使った。


 岩船は此の状況の打開を求めた。

岩船は別の石柱を戻して、蝉に向ける本数を増やす。大きい石柱の一本が蝉を狙い、逃げられる。石柱が至近距離で潜った為、岩船は腕をばってんに組み、巻き上がった土をやり過ごした。


そして顔を上げた岩船は、大きな石柱で蝉の背後を取り、自分の周りを取り囲む細い石柱を全て蝉に向ける。大きい方のは、単に背後を遮っただけのようだ。

蝉の手は二本なので、防ぎようが無い。





だが、其の中の左側数本の石柱の軌道を変わり、折れて地面に転がる。


 友の隣で、足を低く上げた白夜がいた。岩船が石柱を戻したのと時を同じくして、白夜も合流したのだ。

岩船が石柱を戻す事を躊躇ったのは、引き戻す事で石柱の数を増やせるだけでなく、其の石柱で傍に寄れないように妨害していた奴迄来てしまうからだ。


「友に針を入れて貰っても、足に響くな…友、針は頼むぜ」


「うん、フォローは任せて」


 岩船は更にバキッという音を聞いた。そして、視界が開けた。

減らされた石柱も蝉に折られた。


岩船は悪手を悟る。

短時間だが、岩船を遮るものが無くなった。

先に折られた側の石柱で壁を作るが、直ぐに友と白夜が折った。


蝉が右手を、友が左足を岩船に狙う。

岩船は蝉に折られた石柱の少ない本数を、自身を中心に螺旋を捻じり上げ、其の両方が届かない。

其処に更に石柱を追加し、完全に岩船の姿を隠した。


石柱を捻じりきると、今度は逆方向に振り解く。周りを振り払う石柱は、三人を遠ざける。

友は白夜が何かを見て、「解」と口にしたのを目にした。





「…!お前だけはやってやるッ!」


 岩船の其の声と同時に、蝉に大きな石柱が襲った。

近い距離で地面から現れた其れに、蝉は体勢を崩す。

蝉は真正面から石柱を受けとめる。


「ぐ…押し込まれる……」


石柱は壊れるものの、真っ直ぐ進んでくる石柱に歌意による破壊が追い付かない。蝉の足は地面にめり込み、骨の間が縮まるような思いに襲われる。


「させないわよッ!!」


 其処に、白菊が大きな斧を持って飛び込んだ。白菊が斧を横からぶち当てると、石柱の軌道が逸れる。解放された蝉が立ち上がる。


「助かったっすよ…」


「!まだ来るっ」


蝉と白菊が大きく跳ぶと、弾いたばかりの石柱が横に薙いで、下を通過した。さながら、バネの様に弾かれた巨体が戻ってきたのだ。

ぶつからなかった事に安堵し、石柱のたてた砂埃に咳き込む。


「此れは…近付けそうに無いっすね」


「蝉さん!白菊!」


白夜が呼ぶ声が聞こえた。声を詳しくは分からない。だが、手の動きで伝えたい事は伝わる。


戻れ


蝉と白菊は、岩船に近寄ろうとした足を、遠ざかる方向に変更する。

自分に背中を向けるのを目にした岩船。其の背中をチャンスと見ようとしたが、何故彼等が離れたのかも同時に理解した。


細い石柱達で自分を囲い上げ、太い石柱を交差させる。







空が強く、光輝いた。







 夜明の《再昇》。

其の光線が、岩船に向けて落ちる。


ノーサイド エンド



                   ※       ※



???サイド


八本の弟・妹達が向こう側の死の光を防いでくれる。


不安は無い。


既に、一度防ぎ切ったものだから。




俺の弟・妹達だから。





其れよりも気になるのは、無事に俺が顔を出したら、人間達はどんな顔で迎えるのか。想像すれば、吐き捨てるような笑いが口から出た。






鬼は、武器さえあれば簡単に人間に負けた。

其れは、感情を得た今だからこそ、悔しい。






だから、此の俺が今度は人間を。











大丈夫だ。弟・妹達がいる。かーちゃんがいる。とーちゃんがいる。






ふと…弟・妹達で覆われたこの暗い中で舞う、何かが瞼を掠めた。

きっと外の衝撃が伝わって、ふわりと浮き上がったんだろう。







だがしかし…此処に舞い踊るような物はあっただろうか。



其れ以上の思考を並べる前に眩い光の中に、全てが溶けていった。


???サイド エンド



                   ※       ※



 新たに焼け焦げた土はある場所を中心に凹み、退かされた土で周りは少し盛り上がった。其れが夜明の光線によるものなのか。初雁さんの羽によるものなのか。

 其処には何も無くて、聳え立ちながら、先端を抉られた石柱は、意志を失うように崩れていき、新しい其れが地面から伸び上がる事も、ずっと耳を支配していた地面を進み続けるような音も消えて、静寂が戻ってきた。離れた山の小鳥の暢気な声も聞こえてきた。


 其れはつまり、


「…やった…のか……?」


其処に相手がまだ……という展開は無く、言葉を掛け合わずとも、僕達は事を成したと理解が広がる。


 込み上げる声を上げるよりも早く、崩れ落ちた体。

元に戻った斧を落とし、白菊さんは両手で覆った顔からは大粒の涙を流しながら、地面に膝をついていた。






 岩船は常に全方位からの攻撃を気にして、細い石柱で自分の周りを囲っていた(そういう歌意だったのかもしれない)。

 其の守りは固く、雁の羽根一枚も通らなかった。逆に言えば、羽根が一枚入ってしまえば出すのも一苦労というわけだ。


 其処で、大きな石柱の破壊を主としていた初雁さんに直ぐには爆発させない羽根を数本、白夜の走る途中に落として貰い、白夜が回収した。

 白夜は向かってくる際、歌を使って目立った為、羽根を入れる役割は別の人に託された。

 そして、羽根を入れる為の穴を開ける。其の為に、全ての石柱を一度折ったのだ。そして羽根を入れた後は、岩船自身に外に出さないようにして貰う。激しく、羽根は舞い踊りやすい戦場ではあったが岩船は全ての石柱を折られ、視界が開けた事が後を引いて、念入りに石柱と石柱の間を埋めていた。其れが、石柱を螺旋状に捻じり上げる行動に繋がったんだろう。


 後は、岩船が他の行動を出来ない、そういう状況で爆発させるだけだった。入れて直ぐに爆発させてもきっと良かった。だけど入念に、確実に、逃げ場の無い状態で。


 岩船は、羽根の爆発と光線の狭間で消えていった。自身の強固な守りの中で負けたのだ。







 其の羽をこっそりと落としたのは、白菊さんだ。

武器も大柄で、よく目立つ白菊さんは、静かに動くことで寧ろ気付かれないようだった。

そして其処には、白夜の歌も使われていた。


 白菊さんがやったのは、羽根を入れるだけ。だけど、その行為は、光線を放った夜明よりも歌意の持ち主である初雁さんよりも、深く白菊さんに突き刺さった。







 僕達が相手をして、そして消え去ったのは、同じ人の形をしていた。

ただ二足歩行で、手が二本ある人型ではない。正しく人型の。


僕達は勝った。たった一人の人型を。殺した。


もう、人のようである、とか。結局は別の存在、だとか。

武器を掴む手には、言い訳はできない。







白菊さんの髪に、白夜の手が触れた。





僕達は、そういう所にまで、来てしまったんだと思う。



                  ※       ※



 戦った広場から、少し歩いた場所。そこまでの木々は、曲がり、または折れて。一種此方に何かあるんだと予感させる道ができていた。

岩船の石柱によって、作られたのだろう。もしくは、石柱に吹き飛ばされたものか。












 折れた木々を辿ると、折れていない一本の木。

そこに背を預け、目を閉じる一人の男。



 眠っているのだろうか。目元に力は入らず、口角は優しく上がって、夢を見ているなら…………きっと、暖かい夢なんだろう。










でも、彼は夢を見ていない。見ているなら、夢よりも深い、もう戻れない所。







 穏やかな表情とは裏腹に、目線を下げれば凄惨な光景。






ぽっかりと空いた空洞。



見える、背骨。



胃、腸、心臓は何処へといったか。



余程汚く口にしたんだろう、脂肪や筋肉の境目も分かり辛いのが、人の中身が見えているのだと捉えにくくする。



殆どはカラカラと乾いて、黒ずんでいるが、まだ()()()()()から時間も経っていないのか、まだ柔らかそうに赤いのも見える。





 岩船に依るものじゃない。

多分、死んだ後にやって来た鬼が丁度良さそうにやった事なんだろう。










其れが理由じゃない。











 ただ………死んでなお人足り得る為の物を取り上げられる惨たらしい姿と、此の世に未練など無いかの様に和やかで満ち足りた表情が、酷く乖離して。


僕は。


信仰の像に祈るように、跪いて。

地面に頭をつけて、其の両手で、口を覆って。


胃から這い出てきたものは、指の間から零れて、地面へ沁み込んだ。


朝に食べた物は消化した後らしかった。









 何時迄、そうしていたか。

こんな所に暫く一人でいれば、鬼に襲われる事も当たり前だから、そう時間も経っていない筈だ。


汚れた手を着物の袖で拭き、立ち上がってもう一度、彼の姿をしっかり焼き付けてから傍に歩み寄り、膝に置かれて、意識の落ちる其の時迄握り込まれた皴の残る、彼が、



「此れはきょうだいの絆なんだ」



と教えてくれた…今は赤く染まる手拭いを、優しく力の入らない手を退かし、持ち上げる。







「瓜助さん…貴方はきっと最期の瞬間迄……きょうだいの事を思い続けていたんでしょうね…」


 手拭いを、いつも瓜助さんが巻いていた様に。

最期が終わったとしても、貴方が貴方らしくと願ってしまった、僕の身勝手をどうか――――。



                  ※       ※



白夜サイド


「こんな事を言うのは変かもしれないすけど、ありがとうっす」


 帰りは、帆風さんが迎えに来た。

遺骨、遺体を拾い、山を下りた俺達を目にした帆風さんは、号泣しながら「お嬢さんが無事で何よりだ~~~~!!!」と叫んでいたが、俺達の事もちらちらと確認していた。

がらがらと、二台の車が進む。片方は帆風さんの操る牛車で、もう片方は初雁さんは運転する遺体の乗った荷車だ。

牛車は帆風さん的にはグレードの高いものではないそうだが、人を乗せる牛車に、遺体は乗せられない。


 牛車には、白菊と夜明が中に、屋根で俺と久動さんが後方で足を垂らして座っていた。

友は何を思ったか、荷車の方にいる。


「なんで、今感謝されたんだ?」


遺体を見下ろしながら、久動さんが言う。


「あんた等はよく知らないと思うっすけど、こうやって死体を運ぶっていうのは普通じゃないんすよ。一緒の任務について、死ぬんならまだあるっすけど…死体を迎えに行くのは、死体を持っている時は刀もちゃんと構えられないし、其れで犠牲が増えたら笑い事にならないっす」


 笑い事じゃない、そう口にしながら久動さんは笑う。そういう皮肉だ。

探していた侍達は全員見つかった。ただし、一番綺麗な状態だったのは、全身の骨が砕け、内臓を持っていかれた瓜助さんだった。

他の人は、頭だけであったり、頭だけが無かったり、腕だけであったり。つまり、そういう事だ。


「見ての通り、死体は其の儘にすれば鬼に喰われるっすから、残らないっす。あと何日も経っていれば、今運んでいるのも、鬼の腹に消える筈だったっす。残っているかも分からないものを危険侵して迄探しに行く事は、切り捨てた方が早いっす。

でも、本当は、死んで其の人の全てが何処かに消えちまうのは嫌なんすよ…其の人が此処に居たんだと、頑張っていたんだって…其の証だけでも残したいっす」


久動さんは片足を屋根に乗り上げると、俺の方に真摯に向き直った。


「今回の此れは、岩船を討伐する為に来たっすよ。此れが成り行きだったとしても、迎えに来れた……此れは、そういうありがとうっす」


 そう言った久動さんは、そう云えば篤紀さんに用があったっす、と立ち上がり、屋根の前方で下に降りた。

本当に用はあったのだろうかと見送った俺に、下から声が掛かった。


「ねぇ白夜。醤油をかけた豆腐の話、覚えてる?」


「…そういやあったな。そんな変な話」


牛車から顔を出して見上げる夜明は、変な話は酷くないかい?、と笑いつつ、本題に入った。


「僕はあの時、歌其の物の意味を〈豆腐〉、僕達自身を〈醤油〉と例えたんだけど、今回の岩船を見て思ったんだ。

彼は…〈豆腐〉だけだ」


俺は夜明の言わんとした事を理解する。


「其れは……はは、()()…な」


鬼は何も無い存在。

其処に「歌」を加えたならば、其れは。


豆腐の味が、今、口の中に広がっているような気がした。


白夜サイド エンド

トロイの木馬的な強固な守りに対する典型的な打開策で解決です。

正直、オーバーキル。

全然緊迫感が感じられないのが課題です。


白夜が最後に歌意を使用して操作した内容は、「石柱を伸ばして足止めをしているのは一人だけである(白菊)」

実際、岩船はずっと三人から続けざまに攻撃される事を煩わしく思っており、二人を近付かせてでも一人の足止めをして手数を減らしていた(ただその内の一人が物凄く厄介なわけだが)。

そこで、近寄ろうとして近寄れない白菊と同じく、岩船に迫ろうとしていた白夜が白菊と合流(この時に羽根を渡し、歌を解く事を指示)、戻る石柱と同時に蝉と友に白夜が加勢する事で「石柱を伸ばして足止めをしているのは一人である(白夜)」を作り出した。

これは簡単なごまかしであり、よく考えれば直ぐに違う事に気付く事が出来るが、白菊が目立たなくする一端を担い、彼女がやった事が「羽根を入れる」其れだけであった事で余計に気付くものではなくなった。


おそらく岩船は、自分がそのような勘違いをしていた事にも気付いていない。



そして、岩船。

彼は家族愛を石柱に見出した鬼であり、石柱をきょうだい、母、父と慕いました。

しかし、見て分かるように石柱を動かしているのは岩船自身でした。

彼がやっていた事は、結局家族のままごとでしかありませんでした。


………戦闘シーン、もっと頑張んないとなぁ。


誤字脱字、文章的におかしな点はないでしょうか?

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