ダンジョンの主
一行は大きな鍾乳洞にたどり着いた。
冒険者ギルド長「くっ、やっと着いたな」
警備隊長「ここ最下層だっけ?」
商工会議所長「ああ、確かそうだよな?」
建築ギルド長「雰囲気的にそうだろうな」
シスター「冒険者たちが到達したことない領域にこんなにあっさり・・・」
「強さは神がかってますからね」
冒険者ギルド長「なんか言ったか?」
「い、いえ・・・」
シスター「くすくす」
冒険者ギルド長「あれ、なんかでかい生き物いない?」
警備隊長「ああ、あれはなんだ?」
商工会議所長「うーん、でかい」
建築ギルド長「気をつけろ、危ないぞ」
シスター「大きな気を感じます・・・!」
ヴオオオオオォォォォ!!
大きな物体が叫びだす。
「うわあ・・・!」
冒険者ギルド長「やべえぞ!」
警備隊長「来るか!?」
商工会議所長「やってやる・・・!!」
建築ギルド長「戦うしかないか!?」
シスター「皆さん気を付けて!!」
商工会議所長がダッシュからの飛び蹴りをかました。
商工会議所長「くらいやがれ!!」
ドラゴンのようなものはしっぽのようなものを振った。
ぶおおおん
ドゴッ!!
冒険者ギルド長「銭ゲバ!!」
商工会議所長は10メートルほど吹っ飛んだ。
警備隊長「銭ゲバ!大丈夫か!?」
商工会議所長「ぐふっ」
建築ギルド長「シスター!!」
シスター「はい!!」
?「人間の子たちよ」
一同「!?」
?「何を求めてやってきた」
冒険者ギルド長「しゃべった!」
警備隊長「おいおい、しゃべるなんて意外だな」
建築ギルド長「おいおい、ちょっと待てよ」
シスター「そうですわ、あなたは何者ですか?」
「あわあわ」
?「私はこの洞窟の守護者、お前たちの望みは何だ?」
シスター「ほら、カエデさん」
「ぼぼぼ僕ですか!?」
冒険者ギルド長「ここは男見せないと」
警備隊長「そうだそうだ」
商工会議所長「ぐふっ」
建築ギルド長「うんうん」
シスター「話が分かる方みたいですよ」
「ふう、えー、僕たちは魔王と戦ってまして」
?「魔王?あいつか」
「知ってるんですか?」
?「あやつも生まれ変わりの異能者なのだ」
「!?」
冒険者ギルド長「何の話してるんだ?」
警備隊長「さあ?」
商工会議所長「きゅう」
建築ギルド長「銭ゲバ!大丈夫か!」
シスター「ヒール!」
「そうなんですね、この前街を攻めてきたんです」
?「ほう」
「それに対抗するために街を陰陽太極図で繋ごうということで動いているわけですが、この洞窟に辿り着きまして」
冒険者ギルド長「おいおい、なんかかたいぞ」
警備隊長「回りくどくないか?」
商工会議所長「単刀直入にな」
建築ギルド長「結論から言いなさい」
シスター「大丈夫ですか?」
「ごほん、魔王を倒すために力が必要なんです、そしてこの付近に街道を通させていただきたい」
?「なるほど、いいだろう、陰陽大極図の能力者よ」
「え!?なぜそれを!?」
?「陰陽太極図が完成したとき、私の力を使うがいい」
「え・・・あ、ありがとうございます!」
?「では、地上へ帰るがいい」
「え?」
僕たちはまばゆい光に包まれた。
シュウウウウ
?「さらばだ」
「ありがとうございます!」
気づいたら僕たちは地上にいた。
商工会議所長のけがもいつの間にか治っていた。
商工会議所長「あれ、痛くないぞ」
冒険者ギルド長「心配させやがって」
警備隊長「なんか殴られ役だよな」
商工会議所長「うるせえ」
建築ギルド長「大丈夫そうだな」
シスター「よかったですわ」
冒険者ギルド長「結局何がもらえたんだ?」
「陰陽太極図が完成したときに力を貸してくれると」
警備隊長「陰陽太極図って街道の形だよな?」
「そうですね、風水という力を引き出すための布陣です」
商工会議所長「お前のレベルがアップするんだよな」
建築ギルド長「うらやましいぜ」
シスター「みんな無事でよかったですわ」
「そうですね、一度シン・ド・ジュクへ帰りましょう」
僕たちは一度シン・ド・ジュクへ戻った。
あの主と会ってから魔物たちが人間を襲うことがなくなった。
キバ・アからシン・ド・ジュクへの街道とシン・ド・ジュクからキバ・アへの街道の工事は急ピッチで進んだ。
「これで工事が進みますね」
冒険者ギルド長「ああ、もうすぐだな」
警備隊長「繋がるの楽しみだな」
商工会議所長「もっともっと儲かるぜ」
建築ギルド長「そればっかだな」
シスター「くすくす」
僕たちは街道の完成を待ちわびていた。




