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「時空の交差点を護る女神たち」(セーラー服と雪女 第24巻)  作者: サナダムシオ


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㉜ エピローグ

「……と言う訳なんだよ。」

 犬王アヌビスが、当時の状況を、かいつまんで話してくれた。


 ここは照和の時間軸。

 場所は真田雪子の研究所の、応接室である。

 聞き役は、雪子、カグヤ、成雪の3名だった。


「……つまり、あのセト神が貴方たちの会議に乱入して、"私の雪村を監視する"と、宣言して帰って行ったという事なのね?」

 話を聞いていた雪子が、憤慨してそう言った。


「仕方が無いですよ。彼のチカラは、三次元の物理学的常識を、無視したモノですから……。」

 犬王が、申し訳無さそうに答える。


「確か、並行世界の壁を、生身のまま超える事が出来るんですよね?」

 カグヤが雪子に尋ねる。


「ええ、不安定なチカラだけど……可能だわ。」

「惑星を一つ、別の星系に飛ばしたり……敵の軍隊を丸ごと、ブラックホール送りにしたり…。」

「……ああ、ソレも確かに……やったわね。」


「……四次元や五次元の住人が、彼を放置しておけないと考えるのも、無理からぬ事ですな。」

 犬王が言った。

「まあ別に、"今すぐ取って食おう"という話でもないんで……ひとまずは、様子を見るしかないですな。」


「……もちろん、雪村本人には伝えてくれたのよね?」

 雪子が尋ねる。

「それが……どちらにいらっしゃるのやら。動向が掴めませんので。」

 アヌビスは、済まなさそうに答える。


「お得意の蚤型発信機とか、彼に付けてないの?」

「正直に言うと、付けてみた事もありますが、彼は、それらを全て無効化するチカラまで、持っているみたいなんです。」


「それもそうか……今頃は多分、みんなに見つからない所で、弓子さんと、のんびりして居るのでしょうね。」

「もちろん、サン・ジェルマン伯爵には、報告しておきましたから、そこから彼には伝わるかと……。」


「……そしてどうしても、セト神に訊きたい事があれば、この成雪君に語りかければイイのよね?」

 雪子はそう言いながら彼を見る。


「成雪は……それでいいの?」

 カグヤが、隣に居る彼に尋ねる。


「僕自身には、大したチカラが無いですから……それで少しでも、皆さんのお役に立てるなら、構わないですよ。」

 成雪は、ニッコリ笑ってそう答えた。


 こうしてチーム・サン・ジェルマンのメンバーたちは、より本格的に、神々と呼ばれる四次元や五次元の住人たちと、関わる事になって行くのである。


 状況は二転三転しながら、これからも彼等・彼女等の冒険は続く。

 以下、次の巻へ!

 以上で第24巻は完結です。

 続く第25巻も、どうぞよろしくお願いします(>ω<)

 本日の昼ごろに、掲載予定です。

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