※19 友達たちと共闘(二人になって)
第1章 冒険のはじまり
※19 友達たちと共闘(二人になって)
月曜日、もう学校は冬休みに入ったため、朝からショウマとタカシはゲームの中で一緒にいた。
タカシ:「昨日さ、チームのひとつ年上の人もクリスマスプレゼントで買ってもらったって言ってた。まあ、その人と一緒にプレイしたくないから「イイッスねー」って言っといただけで、あとは無視してたけど」
ショウマ:「そんな嫌な人なの?」
タカシ:「なんでも偉そうに言う。たいして上手くないのに」
とりとめのない会話をしながら二人で働き蜂や女王蜂をサクサク倒していた。
もともと、タカシはクリティカルが出れば1撃で、少なくとも2撃で働き蜂を倒せるため、スタンしなければショウマよりも殲滅スピードが早い。また、兄から[クイーンハート]を集めておくよう言われていたため、女王蜂も出ればついでに倒していた。
タカシ:「ボス倒しても経験値オレしか入らないからゴメンよ」
ショウマ:「別にいいよ、さっきひとつ(クイーンハート)もらったし」
タカシ:「これ(クイーンハート)5個集めたら、またオレのレベ上げ手伝ってくれるって言うからさ」
ショウマ:「何でそんなにいるんだろ?」
タカシ:「クリスマスと正月過ぎたら、一気に新人さんが増えるんだって。で、その勧誘に使うみたい」
ショウマ:「キヨシさん、そんなことしてるんだ」
タカシ:「ギルドメンバー全員やるみたい。オレは小学生やから勝手にしておけって。まあ勧誘しろって言われても無理なんだけど。
で、ショウマ、オレのとこ入るか?」
ショウマ:「うん、入る。昨日家族に相談したら、「キヨシ君に誘われてるんならいいんじゃない?」って言ってた」
タカシ:「ちょっと、紹介者オレにしておいてよ。ギルドに新人(初めてギルドに加入する人)紹介したら[セルフ蘇生玉](キャラが気絶したときに自分で復活できるアイテム:有料アイテム)10個もらえるらしいからよ」
ショウマ:「それ、タカシ持ってるより、絶対キヨシさん持ってた方がいいやつじゃない?タカシなら無駄使いして終わるだけ」
タカシ:「ちょっと。人を下手くそ扱いするな!」
ショウマ:「するよ。絶対キヨシさんの方が上手い。タカシとキヨシさん、両方やられた時にタカシが復活してキヨシさん回復させれるわけ?」
タカシ:「兄貴がやられてる場面?。オレにそんなことできるわけないし」
ショウマ:「じゃあキヨシさんと相談してからどうするか決める」
タカシ:「面白くない奴、お前、そんなんじゃ嫌われるぞ」
ショウマ:「勝手に決める方がキヨシさんに嫌われそう」
タカシ:「…」
大した情報交換もせず、ただダラダラと敵を倒す二人であった。
しかし、最後にショウマが告白する内容にタカシが唸る。
ショウマ:「ボク、明後日から田舎のじいちゃん家に行くから、年明けの5日くらいまでこれできないと思う。じいちゃん家、インターネットないからこれ持って行ってもしかたないし」
タカシ:「マジか…スマンけど、その間オレはやるぞ」
ショウマ:「しかたないね。
昨日みたいに「お前やるな」って言わないくらい強くなっておいて。その方が助かる」
タカシ:「…」
兄がどれくらい手伝ってくれるのかで成果が変わる分、何も言えないタカシであった。
~(第1章 完)~
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
考えを作品として掲載していくのは大変だなあとつくづく実感しましたです。
先の展開は考えておりましたが私自身の気が済みましたので、ここで終わろうかなと思います。もし、「続きが見たい」と言って下さる方がおられましたら再起してまた続けますので、是非お返事下さいませ。どうもありがとうございました。




