プロローグ 召喚成功?
とあるアニメをみて思い付いたものです
最近こんなんばっかだな....
私の名は『フラム・ガーネット』。
魔導士|――そう呼ばれる、いわば中級の魔法使いよ。……ふふ、どう見てもエリート枠ですのよ?(ドヤ顔)
目標はただ一つ、最上級魔法使い――『魔賢者』になること!
そのために今日も今日とて、魔法理論・魔力制御・詠唱最適化――全部やってきたわ。そして今、私は禁断の領域に手を出す。
「伝説級魔物召喚魔法」
成功すれば一気に“魔賢者ルート確定”。
失敗しても……まぁ、たぶん死にはしない。多分。
「いくわ……!」
――フラグ?知らない単語ね。
「『&'%$#$%&&'』―――!」
魔法陣が輝く。いい感じ!完璧!天才かもしれない!
「『"!!$&'?><?(&』――――」
「ヘクチッ!!」
……あ―――空気が死んだ。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「ちょっ、待って、今のナシ――」
そう言うがもう遅い。魔法陣が“キレた”。
ドガガガガガガガガ!!!!
「いやいやいやいや!?そんなノリで暴走するタイプの魔法じゃないでしょぉぉぉ!?」
視界は白。耳は爆音。理性は退場。
――そして世界が裏返る。
「ゴホゴホッ!?……ど、どうなった?」
「……え?」
「え?」
爆発の煙から晴れると―――そこには、黒髪のさえなさそうな男性が座っていた。
―――――
~名探偵に出てきそうな曲
俺の名前はピッチピチの20代成人男性『酒森 幸』。
俺はいつものスマホで漫画を呼んでいたけど、ある日変な光が目の前に現れて目をつぶってしまった……
そして次に目を開けたら、本がいっぱいある部屋に金髪丸眼鏡魔女っ娘がポツンと棒立ちで立っていた!
―――いや、どゆこと?
「あの…ここはどこですか?」
俺はとりあえず棒立ちの魔女っ娘に声を掛けるが……
「あはは……終わった。失敗した。伝説の魔物を召喚しようとしたらただの人間が召喚したなんて……」
「あの~ちょっと?」
「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!!絶対馬鹿にされるぅぅぅ!!」
「えぇ!?」
すると突然、魔女っ娘が泣き叫ぶ。
「これじゃみんなから『エセ魔導士』とかいわれるぅぅぅ!わぁぁぁん!!」
「と、取り敢えず落ち着いてください!!まずは状況説明を!!」
そう言って、俺はこの魔女っ娘を取り敢えず落ち着かせる…そして数分かけて、魔女っ娘を宥めることに成功した。
「ぐずん……ごめんなさい、ちょっと取り乱したわ……」
「いえいえ、落ち着いてよかったです……」
ちょっとって……だいぶ取り乱してたが……めんどくさくなるから言わないけど。
そうして、俺はこの世界について魔女っ娘……もとい『ガーネット』さんに色々と説明された。要約すると―――
・この世界は『魔力』と『魔物』というものに満ち溢れている。
・様々な『魔力』で人々に生活が豊かにしている。
・その『魔力』専門の職業『魔法職』がある。
――『魔法職』は魔法に関するエキスパートで戦闘員は勿論、薬や教師など色々な職が用意されている。ちなみにそれとは別に『ギルド』の『冒険者』もあるらしい……異世界だ。
・『魔法職』には階級があり、中でも最上級の魔法使い『魔賢者』になれば、色々な名声や称号が呼ばれるらしい。
・そして、そんな中、ガーネットさんはその『魔賢者』になるために召喚魔法を唱えたが……なぜか俺がこの世界に転移させられた……
「―――と、言うことですか」
「え、えぇ。ざっといえばそうね」
異世界テンプレ全部乗せみたいだな……
「……あの~元の世界に戻るというのは……」
「………」タラタラ……
「―――ないっすね」
ガーネットさんが冷や汗ダラダラと流しているのを察するに、元の世界に戻れる保証はない、と……
「そういえば……この世界に『魔力』があるってことは、俺にも宿っているんですか?」
「うむ、基本的には誰にでも宿っているが……あなたは別のところから来たから宿っていない可能性もあるわね」ピロンッ
そう言い、ガーネットさんは空中からデジタル的な場面が現れる。すっげ、これもしかしてあれか?ステータス詳細的な奴か?
「ふむ……おっ如何やらあなた、魔力はそこそこあるみたいね」
「本当ですか?どれどれ……」
ステータスを確認すると以下のように書かれていた。
【名前】 酒森 幸
【年齢】 20
【性別】 ♂
【レベル】 1
【ステータス】
・体力 100
・魔力 150
・筋力 50
・俊敏性 30
・耐久性 30
【スキル】
なし
【個体能力】
・錬金術
と書かれていた。
魔力が150……これって多いのか分からんのだけど……
「レベル1で魔力は大体100だから、普通の人よりちょっといい感じってとこだね」
「ちょっと……ん?」
ガーネットさんの言葉に少し落胆していると、とあるステータスに目が止まる。
……『個体能力』?
「ガーネットさん、この『個体能力』って何ですか?」
「ん?ああ、『個体能力』ね。『個体能力』っていうのは言い換えれば『生まれ持ったスキル』ってことね。『個体能力』は遺伝するし、突然変異の可能性も出てるからよほど珍しい物でもないかぎ、り……」
「?ガーネットさん?」
ステータスを見てたガーネットさんが急に石のように固まり始めた……ど、どうしたんだ?
「嘘……れ、『錬金術』ですって……?」
「あの……そんなに珍しいものですか?」
「珍しいってもんじゃないわよ……魔法使いが喉から手が出るほどの欲しい『能力』の一つよ……」
「え?」
「今一ピンとこないあなたに説明すると……『錬金術』はかつて昔、『初代魔賢者』が持っていた『個体能力』の一つ……!タダの石コロが『魔法石』に変えたり、有害なものを無害にしたりと神に近い能力とされているスキルなのよ!」
「……え?」
「しかも、その能力は500年経っても現れなかったスキル!これはもう大事件よ!!」
「ええええええええっ!?」
その事実に俺は絶句した。これからの異世界生活、どうなっちゃうの~!?
酒森 幸 異世界に巻き込まれた20代男性 黒髪短髪のタレ目ぎみ
フラム・ガーネット 伝説の魔物を召喚しようとしたら人間を召喚してしまった女性 金髪のロング三つ編みテールで丸眼鏡をかけてる
ちなみに階級は左から
魔見習い→魔使い→魔導士→魔法士→魔賢者
と階級が上がっていく。
あと、ギルドのランクも
F→E→D→C→B→A→S
となっている




