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草加奈呼

7推し 草加奈呼


 私は糸井川琴葉。心温まるストーリーが大好きな田舎の書店員よ。

 今月はWEB小説サイト『ノベルアルファ』で【じんわり、ほっこり大賞】というコンテストが行われる。このコンテストは毎年私が一番楽しみにしてるコンテストで今回は第8回。

 きっと私の好きなタイプの作品がたくさんあるはずだ。


 ウキウキでコンテストを開いたらその中にある意味ひときわ目立つタイトルのものがあった。そのタイトルは――


『祈りの日々―家族の闘病記―』


 いや、重い。ちょっとばかし重過ぎないかこれ? ほんまにほっこりできるの?? 


 どれどれ、著者は……


『草加奈呼』か。


 見たことある名前だけど、まだ読んだことないな。


 私はどうにもこの『祈りの日々』が気になってその第一話をクリックした。


────

──


ズビーーー!

ズーー!


「あっ、もうティッシュがない……」


 ほんの数話読んだだけでした。それだけで、涙が止まらない。ティッシュがなくなり、服で涙は拭いたけど、鼻水どうしよう……。困るな、これ。


 とりあえず、今日から毎日読もう。


 次の日


 今日は仕事が休みなので祈りの日々を沢山読もうと思う。


────


 結果、全話読んでしまいました。読むのをやめるタイミングが全く無い。


読了──


 この作品は著者である『草加奈呼』本人がまだ1才だった時に重病に罹り、その時にお父様が記した手記をもとに書かれていたノンフィクションものでした。

 生存率30%という難病と戦うことを強いられたまだ幼い1才9ヶ月という身体。ご両親は寝る時間もないほどご自分の肉体を酷使して、信じてもいなかった神にも頼って。何がなんでも生きて欲しいと、その体力が尽きても娘のために精神力で動き、精神力が尽きるとも、もう無いはずの力を振り絞り全力を尽くしました。

 また、草加奈呼さんのお兄さんも物凄く頑張っていて。まだ5才の甘えたい年頃にもかかわらず、妹のために大人しく言う事を聞きました。その健気さにも泣けてきて。

 ただ、そうだな。これはじんわりほっこりとかそんな甘いものではないんじゃないかしら。

 

 大号泣大賞

 家族愛大賞


 このあたりがこちらの作品が受賞出来そうなコンテストだと思います。そんなコンテストがあるのかは知らないけども。

 お兄さんの存在にはほっこりしたりしましたけどね。


 あー、この作品絶対本棚に置きたいわー。

 絶対に書籍化しないといけない。これこそは必ず書店に並ばないといけない作品。私はそう、思いました。


草加奈呼


主な活動サイト

ノベマ

ベリーズカフェ

エブリスタ

カクヨム


受賞歴

1話だけ大賞 大賞受賞

これについては本当につい最近書いた最新情報なので追加情報はありません。

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