表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陛下、それは猫ではなく後宮妃です!~姿を変えて、冷徹皇帝の溺愛本音を聞いてしまいました~  作者: 及川 桜@『後宮の料理妃2』発売
序章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/35

猫になった後宮妃

黎煌れいこうは、猫になった璃華りかを腕に抱いていた。


 彼は目を細め、優しく猫の璃華を撫でる。

 その手の温もりと、心地よい撫で方に、璃華の体からふわりと力が抜けていった。


「ああ、こうして璃華を抱きしめ、撫でることができたら、どんなにいいか……」


(……ふぁっ⁉)


 撫でられる心地よさにうっとりしていた璃華の意識が、黎煌のぽつりとこぼした本音に一気に覚醒する。


小璃シャオリーの毛並みも艶やかで、触り心地がいいが……璃華の髪も、きっと柔らかくて、良い香りがするのだろうな」


 黎煌は、まるで空想に浸るように、うっとりとした声で続けた。


(あわわわわ……! ああもう、聞いていられませんっ)


 璃華の中で、言葉にならない動揺があふれ出す。どういう顔で、どんな気持ちで、この言葉を受け止めればいいのか、まったくわからない。


「その肌に触れることができたら……きっと、絹よりも滑らかで――」


(キャーッ、それ以上はやめてえぇ!)


 璃華は心の中で絶叫した。想像するだけで顔から火が出そうだ。猫でなければ、その場で転げ回っていたかもしれない。

 


 ――彼は知らない。

 この猫が、妃として入内したばかりの璃華だということを。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ