脱出不可能 -覚悟を決めよ
ちょっと精神的負荷が大きいので注意してください。
余り続かないよう今日中に終わらせます。
私は走っていた。
ともかく走っていた。
(大丈夫、走る間は思考制御してあげるから。
この距離なら…少し遅れてもギリギリ着くはずだよ。)
そうみたいだね…それに、ズルは出来ない。
息を切らす感覚はあるが、薄い。
ペンダントの力で思考制御してもらっているからだ。
その間に、出来る限り話すことを考えないと。
…
王との会話の後…暫くして
ゼンは私の目の前でこう言った。
「私が王の要望を元に仕組みを考えたさ。
お前の胴に縛り付けた魔具は
常にお前の位置を送信する。
もしも速度に異常を感じたら
頻繁に報告を聞いている王様が怒るぞ?」
胴に頑丈に縛り付けられたロープに
宝石の付いた魔具が付けられている。
それにもう一つ魔具があった。
「もう一つはね、王都への方向を
示す魔具さ。
大きく逸れたら、その時は震えるからね。
全ての道は王都に通じている…
ほら、如何に王の権力が腐っているか
分かるだろう?」
私はその魔具を…苦々しい目で
見つめるしかなかった。
…
走り始めてから、1日…
どんな言葉を求めて…
私が…考えた…
権力と…恥…がカギ…。
どちら…!!
っつ…
同じで…
立派だと…満足…それが…
(日葵ちゃん、かなりいいペース!
一回休もう!
リスク込みで、神の荒野付近を歩いたかいがあるよ!)
だめ、…休んだら…
むこうも…分かる…
…
(雨が降ってきたよ!休もう!
昨日は結局倒れちゃったし、まだ二日目の夜明けだよ…?)
大丈夫…鎧の中にレーションと
水の補給装置が…ある。
むしろ、気温が下がって
今のうちに行きたい…。
今は…考えずに進みたい。
…
あと少しで…王都…!
(日葵ちゃん!ワイバーンが来た!)
…!
そして…
(日葵…よく立ち上がったね。)
…うん
(考えたんだけど)
うん
(王を説得する以外ない)
うん
(どうして何も言わないの?)
(何も傷つけたくないから?)
うん
(王も?)
うん
(あ、石に気を付けて、デコボコがある)
うん
(どうして何も言わないの。)
体が熱い息がつまる考えたくない
(でも、かんがえてるんだよね)
うん
(肩…痛い?)
冷えて助かる
(よかった、霊気の止血が利いてて)
うん
フラリスさん…




