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67 帝国ネクストラウンド

名称:ナイセン

所属:ジーン族

職能:■■■

脅威度:青 好感度:緑



なーんか違和感があると思ったらナイセンの登場だ。


俺達の20メートル先の路上に彼は立っていた。


まだジーニー族ははっきりと認識できないな。ひょっとしてナイセンが気配を明かそうとしたような?


でも違和感が分かるようになったのは進歩だ。


「なぁ、虎鉄」と言おうとしたら、隣にいたはずの虎鉄はいなくなっている。


「あそこよ」


ムギホシが視線をナイセンの左後方に向けた。


ナイセンを挟んで後方に現れる虎鉄。


「む!」


どうやら躱せなくて焦るナイセン。首筋に小さな傷が付いている。


「これは挨拶ニャ」


俺達はナイセンと前に戦った時とは数段レベルが上がっている。たぶんナイセンも想像ができない速度でだ


ナイセンは獰猛な笑みを浮かべる。


「僕も前回とは違うよ。もっと強い部下達を連れてきたからね」


そして空には200機の戦闘艇が突然出現し、みるみるその数は200機を超えて増えていく。俺も虎鉄もナビを見てなかったからステルスとかは分からない。


ジオフロントの上空に戦闘艇が舞っている。


どこからかジオフロントに入ってきたようだ


この惑星のバリアが無効化されたか!? 


「軍は今から出撃するようです」


バトゥが軍の通信を傍受している。


「昨日、色々あったそうだね。だからこっちまで手が回らなかったのかい?」


ナイセンは手を叩いて嗤う。


それが合図だと言わんばかりに戦闘艇の群れは無差別に街を攻撃し始める。


「ハンターのみんなは!?」


俺はバトゥに声を掛ける。 


「そんなことを言ってる暇はあるのかな?」


ナイセンはまだ何か隠し玉を持っているようだ。


「そういうことはオイラを負かしたら言うニャ!」


「くくく……そうだったね。今回は勝たせてもらうよ」


「だから、オイラの台詞だニャ!」


突如ナイセンの影が広がり、そこから現れる9人の敵――



名称:ナイセンの部下(9)

所属:銀河帝国

職能:精兵テイマー

脅威度:緑 好感度:赤



そして、その銀河帝国の精兵テイマーがバラバラと地面に小さな何かを蒔いた。


『モンスターの種子だと思われます』はナビ談だ。


あっという間に150センチで五頭身&4本腕2本足のヒューマノイド型のモンスターが生まれたのだ! 


「ゲゲ」「ゲゲゲッ」と鳴き声を上げつつ産声をあげるモンスター兵。


そんなモンスター兵が180体に増える



名称:モンスター(ヒューマノイド型)兵×180

所属:銀河帝国

職能:強襲格闘タイプ

脅威度:緑 好感度:赤



いきなり200弱の敵が現れるとは、ナイセンも本気なのだろう。そうしないと俺達を止めることができないと言うことか。


でも、さっきも言ったが俺と虎鉄は前回とはレベルが上がっている。それもLV63を超えている。バルボア・シティとは違うのだ。止めることはできんよ。


「そういえば君達は、なぜドワーフ本星の攻めてきたのか聞かないのかい?」


「……そりゃ」


「イルミルちゃんを狙っているつもりだろう」と言うつもりだったが、ナイセンの雰囲気は変わったので押し黙る。


ナイセンと部下9名は俺の横に立つ女性を凛然と見つめている。


俺も彼女から尋常ではない雰囲気を感じた。


「なんだ驚いたニャ……」


その正体はムギホシだ。


「帝国も迷宮惑星に行くつもりね」


静かにそれでいてよく通る声だ。


「答えなくてもいいわ。わたしの迷宮惑星行きを止める者はゆるさないから」


「……これはこの数ではヤバいなぁ」


ナイセンはこの手勢では少ないと言ってしまう。焦っているのだ。


「イルミルが危ない。ここはわたしとコテツが相手をするわ。タツロー急いで」


しかし本気のムギホシだ。ひょっとしてエンシャント・グレーター・アラクネ【♂】以来か!


ナイセンもムギホシを警戒しているようだ。


というよりジーニー族はエルフ族を警戒してるのか?


「そ、そんなことやらせな……」


彼にしては珍しく舌がもつれながら叫びかけた。


バシュンッ!!


一瞬の内に移動して10体のモンスター兵を切り伏せるムギホシ。


その手にはライトケインが光っていた。


「そんなことを言ってる暇はあるのかしら?」


そんなムギホシを眺めて苦笑する虎鉄がGOサインを出す。


あとは任せよう。俺は神出鬼没の魔法でイルミルちゃんのところに急いだ。

読んでいただきありがとうございます。

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