表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/71

35 チャクラム・スマッシュ

「とりあえず弱体効果魔法と攻撃魔法の乱れ落ちだ! こっちには近づけさせないぞ」


「オイラは遂にチャクラムの出番ニャ! 行けチャクラム、ニャ!」


アイレーンの催眠ブレスの範囲は50メートルだ。チャクラムの範囲は500メートルだからこちらに分がある。


しかし、魔法は敵が速すぎて当たらない!


これでは弱点の雷属性はおろか虎の子の黒炎龍の魔法も当てられないだろう。


ここは虎鉄のチャクラムに頼ろう! よろしく頼むぞ、相棒!


その間に俺はムギホシのところへ行って肩をゆすって起こそうとする。


催眠を解く魔法がまだ覚えてないのが悔やまれる!


ムギホシ~早く起きてくれ~。


翻って虎鉄の様子を見ると、彼の活躍は素晴らしかった。


避けては投げ、避けては投げの大活躍だ。


チャクラムのスピードも虎鉄の能力に反映してマッハ2を少しだけ上回っている。


そうこう言ってる間にチャクラムがアイレーンの1体の翼を切り裂いた!


堕ちてくるアイレーン。これはボーナスタイム! みんな殴れ~。俺は雷術の魔法と緊縛と麻痺を撃つぜ!


こっちはまかせて、虎鉄は空を飛んでいるもう1体をよろしく!


そうして1体は問題なく倒せた。やったね。


あと残りは1体。でも、また増えると厄介だ。


アイレーンも露骨に距離を取っている。しかし逃げないのは増援を待っているのだろう。


そうなるとチャクラムの攻撃力が低いのが難点だと思う。


「当たるけど、さっき翼に当たったのはカウンターアタックかニャ?」


「多分そうだと思うぞ。当たったときそれくらいのダメージが出ると良いのだけど……」


その時ひらめいた! そうかその手があったか!


「虎鉄、次にチャクラムを投げる前に俺に見せてくれ」


「? なにをする気ニャ……、そう来たミャ!」


虎鉄の快哉の声を上げる。どうやら同じアイデアを考え付いたようだ。


虎鉄が俺にチャクラムを見せる。


俺がとった答えはチャクラムに雷術の魔法を付与するってことだ。


チャクラムは虎鉄だけのスキルだとナビにも載ってなかったのだ。


「頼むぞ。堕ちたら全員でタコ殴りだ」


「あ~よく寝た。まだ戦闘は続いてるの?」


「ムギホシ……おはようニャ。今から最後の攻撃だミャ。その前の堕とすのがオイラの役目だニャ」


「それじゃあ、よろしく頼むわ」


ムギホシはライトケインを構える。


「チャクラム!行って来いニャ!!」


雷撃を帯びたチャクラムはアイレーンを捉えて離さない。


めでたく命中したチャクラムの一撃は、雷撃に急所攻撃とカウンターアタックも乗せた大ダメージを与えた。


なので砂漠に堕ちた時にはすでに息絶える寸前で……


――虎鉄の双子猫又のナイフが最後の一太刀となった。



そしてモンスター退治も終わり、さあ帰ろうかとなったところで旧ランク11の5人が俺達の前に並んだ。


彼らは直立不動でしばらく黙っていたが突然大声で叫ぶ。


「「「「「「ムギホシの姐さん、コテツの兄貴、ありがとうございます!!」」」」」」


え、なにそれ? そうなるの?

読んでいただきありがとうございます。

よろしければ感想などお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ