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らすとクマ DJシロクマのラジオ番組!

お便りは別の人が読んでいます

 はいー、皆さまこんばんは。DJシロクマです。

え―……今夜もテンション上げつつ……頑張っていきたいとおもいますー……


【カンペ:テンション上げろ】


んな事言われても……作者の「ラストよければすべて良し」という意思の元、前回はかなりゴリ押しで終わったから……本当にコレでよかったのか不安で不安で……。


ま、まあとりあえず? 早速お便りを読み上げていきたいと思いますー。


では最初のお便り……『オレンジティー大好き』さん!

おおぅ、早速送ってきてくれたんだね。オレンジティー大好きさん。


「こんばんは、レモンティー大好きから改名したオレンジティー大好きです」


はいーっ、こんばんはーっ

いやぁ、オレンジティー大好きさんには、とてもお世話になりました。

何気に展開を進めたのはオレンジティー大好きさんだしね、ラストの演出も最高でした。


所で今日はどうしたのかなー?


「例の福井県民宿以来ですね。私はあれから、影から民宿を応援する事にしました」


ほほー、まあ地縛霊みたいなもんだしね。雪女っていっても……。

って、影から応援って……何してんの?


「応援と言ってもささやかな物です。夏でも雪が降る特別な地として有名にさせて……」


ってー! それ大丈夫?!

客減らない!? なんか凄い不安なんだけども……


「その結果、避暑地として最高だと評判みたいです。私の動物鳴き声マネも続けています」


避暑地……まあ、それはそうかもしれないね……。

というか、探偵に鳴くのやめろって言われたのに続けてるんだ……。

まあ、お子様には評判だったみたいだし……動物なら問題ないか。


「所で、シロクマさんに作ってもらったオレンジとイチゴのスムージー、最高に美味しかったです。これを機に、ペンネームをオレンジティー大好きからオレンジ&ストロベリスムージー大好きに変え」


はい、次行きましょうー!!

オレンジティー大好きさんは……オレンジティー大好きでいいと思うよ!


はいはい、次……えーっと……お、この方も送ってきてくれたのか。

『イチゴプリンセス! ミルクプリン』さん!


「妾はイチゴ星のプリンセス、ミルクプリン!」


はい、こんばんはーっ、ミルクプリンさん。

福井県では偶然会えて……ビックリしましたー。

意外とミルクプリンさん、大人な女性で……


「DJシロクマ~! 大変じゃ! どうすればいいのじゃ~!」


な、なんだ?

はいはい、どうしたの? ミルクプリンさん。


「実は……福井県の民宿に行った後、フィアンセの宗太へ、お主のアドバイス通り膝枕で耳かきをしてみたのじゃ!」


あぁ、そういえばそんなアドバイスしたな。

本当にやったんだ。うんうん、宗太君も大満足の筈……


「そしたら……宗太の奴……い、いきなり……け、けけけっけけ結婚を……申し込んできて……」


……ああん?!

な、なななんだとう! 俺もまだなのに! 羨ましい! 


「ど、どどどうすればいいのじゃ! 妾はどう答えればいいのじゃぁ!」


う、うーん。

まあ、もう答えは出てると思うんだけども……。


いつか、二人で作ったイチゴを送ってきてね。楽しみにしてます。


はい、では次……お、この方は……えー、『イチゴ食べれませんが大好き』さんから!


「DJシロクマ様、先日はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」


はいー、でも良かったですね。体調もイチゴ星の技術で元通りになって……今後はもうあんな事しちゃダメですよー。


「実は、警察の方に自首に行ったんですが、そんなオカルトな内容で立件できるかと追い返されてしまって……」


ま、まあ……そうだよね。話の内容が分からないって人は、後日放送予定のシロクマ、温泉旅行に行くを是非見てね。ちなみにこの番組は架空ですのであしからず。


「それで、民宿の経営について皆で話し合ったのですが、最近妙な事に……」


妙な事……?

ぁっ、いや……まさか……


「冬でもないのに雪が降ったり、ゴーストバスターの方々に依頼していた除霊も失敗したとかで……以前よりも動物の鳴き声にバリエーションが増えてしまって……」


や、やっぱりそれか。

え、どうしよう……止めさせた方がいいなら僕から言っとくけど……。


「でも、結果としてお客様は依然より遥かに増えました。ニュースでも取り上げて頂いて……。村の宿組合の方からも『ソレどうやってんの?!』と興味を持たれ、地元の方々も泊まりに来ていただけるようになりました」


ほほぅ、まあ……結果オーライと言う事で……。

ぁ、動物の鳴き声がいい加減五月蠅くなってきたら、オレンジ&ストロベリースムージを作って、例の祠へお供えしつつ……もう少し控え目に、と言ってみてください。きっとそれで少しは収まります。


 はい、では次ーっ

お、来ました来ました、今回の主役! 『ポンたぬき』さん!


「シロクマさん、こんばんはだす」


はい、こんばんはーっ、旅行ではお疲れ様でしたーっ

大変だったねぇ、色々と。でも結構楽しかったよねー? ね?


「実はあの旅行の後、小畑君の様子がおかしいんだす」


ふむ。おかしいとな。

どうしたんだろ。ぁっ、まさか季節外れのインフルに……いやいや、そんな……


「バイト先でも、わだすとは目を合わせてくれず、話しかけるとスタスタと何処かに行ってしまうんだす。それで強引に捕まえて話を聞こうにも、逆に私が怒られてしまって……ど、どうすればいいんだすか?! わだす……私、あの旅行で何か不味い事しただすか?!」


あー……まあ、小畑君も苦労してるなぁ。

えーっとですね、これに関しては俺から言える事は一つだけです。


男は基本的に……恥ずかしがりやです。以上。


えー、小畑君と仲良く……これからも楽しく過ごしてね。


では次……ん? こ、この人は……

えーっと……『コンきつね』さんから……


「こんばんは、DJシロクマ様」


あ、はい……こんばんは……


「私、只今北極からお便りを書いています。こちらにご在住の他のシロクマの方々に食われかけましたが、今ではいいご友人です」


ま、まあ……野生のシロクマ達からしたらエサだよね……コンきつねさん……。

というか、あの厳しい環境の中で良く生きていられるね……。


「それで、このラジオ番組は色々な質問に答えてくれると言う事で……今回は筆を取ったしだいでございます」


なんか妙に丁寧だな……。

あの時の印象と大分違うんだけども。


「実はあの後、作者に私の気持ちが通じたのか、コンきつねには様々な物をきつねうどんに変化させる能力があるという設定を付加していただきました」


ってー!

それなに?! なにその特殊能力! 悪〇の実かよ! それでも適当すぎんだろ!


「今も、極寒の北極で温かいきつねうどんを食しています。シロクマ軍団のモフモフ毛皮の中で」


な、なんだかんだで楽しんでるみたいだね……

まあ、良かった良かった……。


「それで質問なんですが、北極の方々とお話している内に、ここには人間がまだ知らない……ピラミッド的な遺跡があると聞いたのですが……シロクマさんは何か知っていますか?」


え?! なにそのロマンあふれる話。

……アレ? でもそれって確か南極の話じゃあ……


……………


えー……とりあえず、頑張ってください……


ではでは、本日はここまでかなー?


それでは皆様! また今度お会いしましょうーっ!



……ぁっ、そういえば……中居さんの叫び声が聞こえた時……ポンたぬきさんが聞いた変な音って……結局なんだったんだ?




完!



Special thanks!!


山之上舞花様


ポンたぬき、小畑君、ミルクプリン、レモンティー大好き(オレンジティー大好き)のキャラ原案を提供して頂きました! ありがとうございました!


この小説の全ての登場人物に幸福を。


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