↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とてもとても……うすい壁:「本音」から始まるラブコメディ:毎日AM6時更新  作者: 秋月心文


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/27

エピローグ その後の2人

 連載途中で「書けない病」を発症してしまったので、第1部をもって最終話としました。

 ホントは、この先にもいくつか書こうと思っていたエピソードや、本編後の後日談があったのですが……。

 せっかくなので、書く予定だったエピソードをダイジェストで紹介しておきたいと思います。

 いつかこの話を書き直すことがあったら、小説に落とし込みたいと思っています。



 大樹は高専でロボコンに参加していて、最終話以降、帰りが遅くなったり学校に泊まったりし始めます。

 電車が止まってから帰ることも少なくなく、お母さんが来るまで迎えてにいくこともありました。

 ここまで頑張っていたロボコンですが、全国大会まで進むものの、優勝はできませんでした。

 1年目も、2年目も、自分が卒業する年も……。


 ロボコンの全国大会の様子が全国放送されると、一部界隈で1号さんが映っていると話題になります。

 いろいろ面倒なことになりそうだと思った大樹は全国放送で、「1号さんとは俺が付き合っている」という発言をし、さらに炎上。

 しかし、実際には付き合うわけでもなく「ああ言ったのは、あくまで方便」と葉月に話します。



 葉月の方はというと、柚木ライムのサービスが大ヒットしたことで、声のお仕事が増えました。

 念願のアニメの仕事も舞い込みます。


 このアニメは、ふつうのアニメと違っていました。

 通常、書籍化→アニメというのが一般的です。

 しかし、それだと出版社にマージンが取られてしまうので、アニメ制作会社としてはうま味を感じていませんでした。

 かといって、イチから作成するのではハードルが高すぎる。

 そこでWEB小説からダイレクトにアニメ化する試みをしました。

 そこで選ばれたのが小学生の書いた小説でした。

 小学生だから選んだのではなく、純粋に面白かったのです。


 そこに、柚木ライムの声の人(通称:中の人)が声をあてるということもあり、非常に話題を呼びました。

 小学生作家、書籍化なし、中の人ということで、ものすごい脚光を浴びました。

 現実世界で、これをしたらきっと大ヒットするかも?


 アニメのキャストたちで、ネットラジオを放送していましたが、時々、葉月がライムのモノマネをすると非常に受けました。

 なので、何度もやる羽目に……。



 葉月は、声優の仕事が増えてきたので、声をキレイなまま保つように規則正しい生活を送るようになりました。

 声って不規則な生活をしていると、だんだん太く低くなっていくとか!?

 そのせいか、帰りの遅い大樹との接点が薄くなっていきました。

 大樹は、

「日曜だけは葉月と一緒にいる時間にあてる」

 と宣言し、それを実行に移し始めます。

 葉月は「一応、大切にされてるみたい」と思いました。

 しかし、これが後々問題に……。



 皆月さんとは、ほぼほぼ接点がなくなり、出番が消失。

 大樹がロボコンで忙しくて、それどころじゃないからです。

 大樹は乗馬の時間より、メカに接する時間を大事にしていました。だから、乗馬大会にも出なくなります。


 ある日、大樹は学校で倒れました。

 日曜の時間を作らないといけない。

 ロボコン用のロボット制作もうまくいっていない。

 と追い込まれる中、体が悲鳴をあげたようです。


 葉月はブチ切れました。

 日曜の自分との時間がなくなったことにではなく、そこまで、自分を酷使したことに対してです。

 それ以来葉月は、大樹の帰りの遅い日に、お母さんと共に差し入れをもっていくことにしました。

 それ以降、大樹は無理して日曜の時間を捻出することをやめました。



 こんな感じで高校生活が進んで行きます。

 葉月は高校を卒業し4年生の女子大学へ進学。

 大樹は高専を卒業して共学の大学へ進学。


 大樹の選んだ大学は、ロボコンでも有名な大学でした。

 その大学は、皆月さんが1000万円の馬と共に推薦入学した大学でした。

 共学の大学でしたが、大樹はロボットづくしの変わり者だったので、女子からの評価はイマイチでした。

 だけど、なぜか噓告は何度も受けました。

「何で本気にしてくれないの?」

 と嘘の告白のクセに押してくる女子に対して

「心に思っている人と約束してるので……」

 と毎回断っていた。

 その話を聞いた葉月は、

 マジか。大樹、ちゃんと断れる大人になったんだな。

 ……と思いました。


 同じ大学の皆月さんはというと、元々美人だったこともあり、大学の男子にモテモテで、女王様状態でした。

 当然、大樹など相手にする気にもなりません。

 だけど、あんまり男どもが寄って来るので、虫よけとして大樹にスポット彼氏のフリという「高額バイト」を持ちかけることがありました。

 「3時間60万」というまるで、闇バイトのような価格のバイトに大樹は乗っかりました。

 ぶっちゃけ「闇バイトじゃなだろうな?」と何度も聞いた上で、お金に釣られました。

 「闇バイトじゃなだろうな?」と聞いて「はい。そうです」と答える闇バイトなんてないと思うんだけどね。

 ちょっと危ういぞ。大樹。

 そのたびに、葉月がモヤモヤしてしました。



 大樹は、大学でもロボコンをはじめ、ロボット一筋の大学生活でした。論文もロボット関連のものだったとか。

 ロボコンは、結局、準優勝まででした。

 さらには、大学院にまで進み、ロボットの研究を続けました。

「卒業じゃないのかよ」と葉月にツッコミを受けますが……。

 しまいには「あたしのロボットでも作る気かよ」と言われたりもします。



 大樹は、大学院を卒業したので、2人は付き合うことになりました。

「これで毎年告白しなくてよくなった」

 という大樹にブチ切れた葉月は

「付き合ってる限り結婚しようが毎年告白」

 という新たな契約?を結ばせました。

 もう圧で押し切られました。

 すでに、尻にしかれている状態です。


 大樹はロボットを作ってる会社に就職しました。

 大学院卒ということで、新入社員のころからいきなり役職がついていました。

 それなりに給与も良さそうですが……

 仕事をよく覚えていないうちから、責任だけは背負わされるため、結構凹む日々が続いていました。


 だから、葉月は大樹を何度も励ましました。

 その際、何度も励まして元気の出ない日もありました。

 笑いをとるつもりで、ライムのモノマネで励ますと……。

「ありがとう。めっちゃ元気でた」

「なんでやねん!」

 なんてエピソードもありました。


 大樹は、凹むたびに、

「ゲーマーとプログラマーは、ちょっとMな方が大成するんだ」

 などという謎な自論を布教してきた。

「そうなの?」

 そっち方面は、良く知らない葉月が聞きます。

「そうだよ。知らないの?」

 と大樹は、謎理論を布教してきます。

 世の中のプログラマーを敵に回しそうな発言です。


 葉月には気になるふしがありました。

 大樹は葉月が「元気出しなよ」とバシッと叩く方がうれしくしている気がしました。

 Mな方?

 ちょっと引きそうになったわ。

 まぁ、そのくらいじゃ嫌いにはならないけどね。



 こうして、2人のお付き合いが続いているところに、例の子がやってきます。

 楓ちゃんです。

 すっかりヤンデレ化しているような雰囲気を纏っていました。

「どうして他のコと付き合っているのかな?」

「私との結婚の約束はどうなったのかな?」

 2人に付きまとうようになりました。


 大樹は意外にも

「子どもの頃の曖昧な約束なんて無効だよ」

 とバッサリ切り捨てました。

「てっきり前みたいに曖昧にしてズルズル引っ張るかと思った」

「まさか、おれは一途なんだ」


 けれど、楓ちゃんも一途でした。

 この3人の関係は、2人が結婚するまで続きました。


 ――おしまい――


--------------------------------------------

 お読みいただき、ありがとうございます!


 少しでも楽しんでいただけましたら、

 ★や【ブックマーク】で応援していただけると、

 今後の創作活動の励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。