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星降る言の葉  作者: そら
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星火

あなたが旅立った日が晴れで

そして夜には

星が瞬いた日であったと願っています。


「どうしているかな?」

そう思った時には遅く

会えない時期だったと分かっていても

「会いたかった」です。


生きているうちに会いたかったよ。

また一緒に食事に行きたかったな。

たくさん話を聞きたかった。


『不思議なんだよね。出産の時の陣痛は

4人の子どもとも痛む場所が違っていたんだ。

痛みが辛くて、次の子は良いかなと産んだ時は思うけど、痛みを忘れちゃうんだよね。』


『育ち盛りの胃袋はすごいだよ。だからお寿司屋さんに行く時は、ラーメン食べさせてから行っているの。』


子どものことを嬉しそうに話していたね。


子どもに恋人ができたこと。

車の運転免許を取った子どもが車に乗せてくれたこと。

子どもと一緒に旅行に行った時のこと。

そして、子どもが結婚したこと。


もっともっと話を聞きたかった。

笑顔ともに 面白い可笑しく話す姿に

引き込まれて 

いつしか子どもたちの成長話を聞くのが楽しみになっていたよ。


明るいあなたでしたが

雨の日は、いつも辛そうでした。


雨の日が苦手だと言っていたね。

雨の音を聞くと思い出すと。

川が氾濫して家がのみこまれたことを。

洪水にのまれた恐怖と家族を失った悲しみを鮮明に思い出すと話していたね。

そして

兄と2人で力を合わせて生きてきたこと。

働きながら 定時制高校に通い。

そして働きながら 保育士の資格を取った話を聞かせてくれました。


生い立ちの中で、辛く哀しい出来事はなかなか言葉にして伝えることは難しいです。

私もそうでした。

あなたに出会えてた事で家族の辛い出来事に対して乗り越えていこうという心が生まれました。

ありがとございます。

そして

あなたにもう一度 会いたかったです。


星火と呼ばれる月に

流星のように病状が悪化して

亡くなったことを

ひと月後に知りました。


あなたの旅立った日が晴れで

そして夜には星が瞬き

見送ってくれたことを願っています。



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