プロローグ
勉強はつまらない。多くの人が感じたことがあると思います。何故なら『学校』での勉強は押し付けられて始めるモノだから,だと思います。
では勉強に興味を持って少しでも好きになれば,
つまらないと感じるでしょうか?
化学がつまらないと感じる
人に向けての実験を行います。
この小説を読み終えて少しでも化学に興味を持ってくれれば,実験は成功です。
赤ん坊は何故泣きながら産まれるのか,何故よく泣くのか。
その理由を最近理解し始めた。
前世の記憶を思い出してしまうからではないだろうか。
私がそうだっただけなのだが...。
仮説にもならない戯れ言かもしれない。
だが一つ確かなことがある。
ただもう一度生を受けたのは疑いようがない。今のところは。
両親の姿が黒い幕により見えなくなった。
人生という物語が終わるみたいだ。『エンギ』でもない。
彼等は涙を流している。目を閉じていても分かる。
意識が遠退く中で親より先に逝くことを謝った。
誰に?誰でもない。ただ罪悪感と哀しみが心を埋めた。
いや埋めるどころか,はち切れそうだった。
はち切れた。そのお陰だろうか。
一筋の光が射した。白い光は乱反射した。
そのまま眩暈を催すような光に包まれた,ような気がした。
包んだ光に全て吐き出すように泣き喚いた。
声が響く。ここは何処だ?私は死んでいない...?
目を虚ろながら開いてみた。
靄がかかっているようで,逆光もあってよく見えない。
目の前に現れたのは...苦悶の表情を浮かべながらもどこか優しい双眸を向けた若い女性,感極まって興奮気味の男性,緑の服とマスク,帽子を着た人が数名程。最後の人たちは多分医者だ。
瀕死の状態から回復した!病気に打ち克った!助かった!
...かのように見えた。が,違和感を残している。
医者とおぼしき人は白衣ではない。緑色だ。
夫婦のような男女に見覚えはない。
しかもあろうことか,私を両手で軽々持ち上げた。
もしや...。
ある可能性が脳裏を過った。
可能性を示唆するには十分の違和感だ。
いつか読んだライトノベルの主人公みたいな展開。
前世の記憶を持って生を受けた。所謂『転生』みたいな。
まだ本題に入れずグダグダした短い小説で,
読者の皆さんには申し訳ない気持ちで一杯です。
ですが,続きは予定していますので,
まだ拙い文章ですが,応援宜しくお願いします。
m(_ _)m