【明治以降】京都のうどん屋スタイル
関西は今日も暑いです(空気は秋っぽいんですが)
昨日のたこ焼きの話の時に書いたうどん屋のお出汁の話もあり。続けて食べ物話を書こうと思います。
ごきげんよう!
皆さん、うどん屋ってどんなイメージですか?
最近増えたセルフサービス式?昔ながらの席について注文式?都内にありそうな高級店嗜好?
ここでは明治以降に京都市内で増えた「〇〇餅食堂」「〇力餅食堂」系の名前をもつ店舗のスタイルと出汁とかの料理の話をしたいと思います。
上記の〇〇餅とか〇力とかのうどん屋にあるまじき名前は明治以降になり京都市内にも潤沢に砂糖(列強国のプランテーション農業で旺盛に生産され~日本に輸入)が出回る様になり、うどん屋でもお萩や団子、大福などのスイーツを出すスタイルを取る店が出始めます。
ここが京都らしいのですが、嚆矢になった○○餅食堂や〇力食堂へ他のうどん屋が許可を貰いに来て両方のうどん屋さんも快諾します。
元手無しで同じ看板の店が増えるのを喜んだのです。
(許可を貰いに来たのが同じうどん屋であり、うどんの品質はそれぞれの店のある地域で支持されてるので問題無いし甘味も菓子職人でないと作れないもので無い為)
由来の所は軽くこれくらいで
次は、京都のうどん屋の出汁やら商品やらのお話をば
まずはお出汁から…昆布、鰹節、鯖節、酒、あたりがベースです。大阪だとコレに味醂が入ったりします(実は京都のうどん出汁は各種の節の旨みで甘さがある方式)
(仕上げの醤油は薄口醤油です。)
あと勘違いしてる人がいるかもなので書いておくと京都のきつねうどんは本来「油揚げを甘辛く煮漬けていないスタイル」…「刻みきつね…甘辛く煮漬けない変わりに刻んで出汁を吸わせる」です。(売れ行きよいうどん屋だと「甘きつね」「刻みきつね」があります。)
※今や甘辛く煮漬けた油揚げのきつねうどんが京都市内でも優勢です…。
あと面白いのだとちらし寿司(一人前ずつお皿に入れてある)や稲荷寿司、を置いてる所ですかね?大阪もですがうどんとご飯系を一緒に食べるのは結構昔からあるスタイルです。
※鯖寿司置いてる所はありますが少ないです。ちらし寿司や稲荷寿司と違い、しっかりした寿司作りの技能と良い鯖の入手が出来ないと無理な為
店舗によっては夏にカキ氷、秋~冬~春先まで大判焼き(回転焼きとか今川焼とか言われるアレ)を売るお店もあったりします。
筆者は結構食の太い方なのでうどん屋でうどんとご飯もの(かやくご飯が好き)を食べてからのお萩や大福で〆る事多いです。
又、甘味だけ店内で食べる事も可能なので喫茶店より気楽に入ってたり(珈琲、紅茶でなく番茶が出る…この場合の番茶は喫茶店で出るお水と同じく無料)しますね
※お店に入ってすぐに「すいません~(甘味名)お店の中で食べたいんですけどぉ~(返答が来る…繁忙時間帯でないなら了承される)おおきに~じゃあ〇〇を〇個下さい」の流れを覚えておけば標準語で話しても(このお客さん、京都に来慣れてるな!となるのですんなり行けます)
最近は上記のスタイルのうどん屋でも出汁引く(自店舗で出汁を作る)店が減りまして…何処のうどん屋でうどん食べても出汁の差異が無くなって淋しい所はありますが、御飯ものや甘味はまだまだ自店舗での手作りですので味の違いや店主の好み(お萩の餡を粒餡か漉し餡か等)が見え隠れするので捨てたもんじゃないなぁ~とは思っております。
あと、他方から来られて、来られる前に「〇本新喜劇」を見て居られると「あ!このうどん屋の内装と机や椅子の配置具合、何となく似てる」と思うと思います。
実はあの「〇本新喜劇」の舞台で使われるうどん屋のモチーフは大阪と京都の古いスタイルのうどん屋の内装の共通点を混合して作ってるからです(笑)
せっかく京都来たし美味しいもの食べたい~と思う方にはおススメしませんが(笑)
出張とかで来られる事がそれなりにある人には機会あればうどん屋に挑戦して頂きたいですね!!
筆者が関東のお客さんと話してたら、こういう感じの個人で経営してる食堂自体がほぼ無いそうですね。
そういう事を伺ってて、昨日のたこ焼きの話書いた時に出汁の話をしたのでうどん屋さんの話(食べ物系)を続けて書いてみました。




