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異世界にコスプレのまま飛ばされました  作者: スイッチマン


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始まりはハロウィンから


ピーポーピーポーピーポー

ファーン!ファーン!

ドン、ドン、ドン!


ハッピーハロウィン〜!イェーイ!


危ないですよーはやく渡りなさい!!

ピッ!ピッ!ピーーーッ!!



「おぉー見て見てまるで異世界!色んな種族が集まってるよー!アニメのコスプレも居るしモンスターのおじさんもいる!あれ見て、食べもののコスプレだよ!知り合いいてもこりゃあわっかんないよねえ。

知ってる?異世界に行ったらね簡単にスキルや本当の名前教えちゃダメなんだって、囲われたり名前で縛られちゃうらしよ!ってメグりんが言ってた。」


「ふぅーん、確かに苦手な人から名前呼ばれると体がこわばちゃうし、好きな人から呼ばれたらウキウキしちゃうわね。そんな感じなのかしら〜。

でもいくらハロウィンとはいえあんな人混みの中には行けなかった、良かったわここで。それにしても、よくこの場所見つけたわね。」


「メグりんの知り合いが、このビルのオーナーさんだって。来月から取り壊しが決まってるから特別に屋上使ってもいいよだって。あの娘、何気に人脈広いんだよねぇ〜

だからさ思いっきりコスプレして飲んで食べて楽しもうよ。こうやって集まれるのも久しぶりだし、それに2人にお土産持ってきたんだ〜」


「それにしてもアナタその格好寒くないの?いや、とても似合ってるけど・・・」


「今回、メグりんの提案だったからちょっと張り切ったの!でも不思議だね衣装着てヘアメイクしたらその気になっちゃってさ。うふふっ、かなり似合ってるでしょ?そういうアンタだって気合い入ってると思うけど?」


「そりゃあ可愛いメグの頼みだったから。今までにない?装いをしてみましたよ。」


ダンダンダン、、、、、


「ひゃあっ!ミワちゃん、アキちゃん!ハッピーハロウィン〜!お酒くれないと暴れちゃうゾ!!

ふわぁぁぁ〜2人ともすっごい素敵だよ〜

やだやだ、ちょっと写真撮らせて!ほらこっち見てポーズして!あっ、そうそう2人に似合う小物もゲットしてきたんだ。これ持ってもう一回こっち見て!」


「わかったわかった一気に喋らないの。」


「ほれっ貸してみ。何コレ?」


「えっへへ〜これはねぇ世界三大美女の私達に相応しく、ワタクシの独断と偏見で選んでみました〜歴史に載ってない!等の指摘は受け付けません〜

まずはアキちゃんの楊貴妃には、簪(かんざし)とメガネと長いキセルね。この美貌と知的さと退廃的な感じがとてもステキ。

そしてミワちゃんのクレオパトラには、黒ネコチャンのぬいぐるみとピラミッドのチャームとド派手なバングル!そしてネコチャンがよりかわゆーくなるべく、坊ちゃんカボチャでかぶりもの作ってきたよ!ぶぶっ!可愛いぞっパンプキンスフィンクスめっ!!

そしてワタクシ小野小町には、扇子と筆そして短冊。どう?平安時代の歌人って感じでしょ。イヒヒッ。それとね、皆んなでお揃いのスマホショルダーも作ってきたよ。衣装にポケットないでしょ、どーぞどーぞ、今日だけでもつけてつけて!」


「ふぅーん、ありがとう。でもよく探してきたわね。」


「ここに向かう途中でね、雑貨を売ってる露店があったの。つい足が向いちゃって買っちゃった。ちなみにネコチャンとカボチャ頭巾はワタシのお手製だよ。黒い毛並みに水色と金色のオッドアイの瞳!神秘的で可愛い〜」


「サンキュー私もお土産あるんだ。たしかバックの中に・・・私、来週から海外に行くでしょ。農業の技術支援だから暫くは帰ってこれないんだよね、なのでーうちの農園で出来た『簡単に出来るお野菜セット』を君達に進呈しよう。私だと思って大事に育ててね!

っていうかメグりん、アンタのその格好は何よ?笑わせにきてんの?ぶはっ。」


「やだーミワちゃん、これは平安美女を忠実に再現したのよ。白い肌も細い目も丸い眉もおちょぼ口も。ついでにこの十二単もチョー頑張った!奮発して通販で買った!!今日のこの日の為に。だからさ写真も動画もたくさんとって飲んで食べて楽しんじゃおうよ〜ちょっとミワちゃん、早く私があげた雑貨ちゃんとつけて!」


ポロンポロン♪

「あらやだ、緊急連絡網がきたわ。学校周辺で不審者の情報よ。気になるわ、一度職場に戻った方がいいかしら。」


「えーっ、せっかくなのに?せめて写真でも撮ろうよ!あっ、ちょっと待って、確かここに・・・」


と、私がスーツケースに手をかけたその瞬間、大音響とともに周りが真っ白になった。




お読みいただきありがとうございました。


つたない文章ですが、軽く楽しく読んでいただけたら幸いです。


これからどうなるのでしょうか。ドキドキ。

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